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空の大怪獣ラドン

【解説/みどころ】
東宝が「ゴジラ」を凌ぐ2億円(うち特撮費は1億2千万円)の巨費を投じて製作した日本初のカラー怪獣映画の力作。大気中の放射性元素の増加により、阿蘇の地下洞窟に卵のまま眠っていた太古の翼手竜ラドンが孵化し、地震による大陥没地から地上へ飛び出して……。ラドンの登場シーン、ジェット戦闘機隊との大空中戦、福岡市内の破壊シーン、そしてラストの阿蘇山噴火によるラドンの最期と、終生航空映画を作ることを夢見ていた円谷英二の大空への憧れが十二分に発揮されており、名特撮シーンがたっぷり盛り込まれている。本多猪四郎監督は特撮とドラマのスピーディーなカッティングを心がけ、かつてないスピード感あふれる怪獣映画に仕上げた。


キャスト
佐原健二平田昭彦白川由美中谷一郎小堀明男中田康子村上冬樹
スタッフ
監督: 本多猪四郎 脚本: 村田武雄 木村武 原作: 黒沼健
上映時間・制作年
83分/1956年
制作国
日本
配給
東宝


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