「私たちが抱えている欲望は、あって良いものだと思いたい」　稲垣吾郎×新垣結衣共演『正欲』11.10公開へ＆特報解禁

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公開日：2023/7/18 13:00

「私たちが抱えている欲望は、あって良いものだと思いたい」　稲垣吾郎×新垣結衣共演『正欲』11.10公開へ＆特報解禁の

【動画】稲垣吾郎、新垣結衣ら、登場人物の心に秘めた想いを感じさせる映画『正欲』特報

　本作は、第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウによる同名小説を監督・岸善幸、脚本・港岳彦で映画化。家庭環境、性的指向、容姿…さまざまに異なった“選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的なストーリーだ。

　稲垣と新垣が、息子が不登校になった検事・寺井啓喜と、特殊性癖を持つことを隠して生きる桐生夏月をそれぞれ演じるほか、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香が出演する。

　不登校の息子が世間から断絶されることを恐れる検事の啓喜（稲垣）。ひとつの秘密を抱え、自ら世間との断絶を望む寝具販売員の夏月（新垣）。夏月の中学の同級生で、夏月と秘密を共有する佳道（磯村）。心を誰にも開かずに日々を過ごす大学生・大也（佐藤）。自分の気持ちに戸惑いながらも心に従おうとまい進する、大也と同じ大学に通う八重子（東野）。無関係に見えたそれぞれの人生が、ある事件をきっかけに交差する―。

　今回解禁されたティザービジュアルでは、『正欲』というタイトルが大きく示されており、「（ab）normal desire」という映画『正欲』の英題がパッションピンク色の手書き風文字で強調されている。あえて括弧でくくられた「ab」が意味するものとは何なのか…気になるビジュアルになっている。

　併せて解禁された特報でも、本作のタイトルが大きく強調されている。「正」という文字が最初に示された後、稲垣、新垣、磯村、佐藤、東野のそれぞれの表情が大きく映し出されていく。「欲」という文字が次に示されると、「それでも私が、私たちが抱えている欲望は、あって良いものだと思いたい」という夏月の台詞とともに、再度キャストの表情が次々と映され、切迫感、安堵、疑問、不安…それぞれの役柄が心に秘めた想いを感じさせる。傑作か、問題作か。『正欲』というタイトルの意味とは？

　さらに追加キャストも発表。啓喜の妻・寺井由美に山田真歩、啓喜とともに検察庁に勤める事務官・越川秀己に宇野祥平。夏月と佳道の中学の同級生・西山修に渡辺大知、夏月と同じ商業施設で働き、夏月を気に掛ける妊婦の女性・那須沙保里に徳永えり。

　ある日をきっかけに、佳道と大也と秘密を共有するようになる小学校の非常勤講師・矢田部陽平を岩瀬亮、大也の所属するダンスサークルのリーダー・高見優芽を坂東希、夏月と佳道の中学時代の担任教師を山本浩司が演じる。

　映画『正欲』は、11月10日全国公開。