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主演・窪田正孝「人間って本来怖い生き物だよなって納得した」 齊藤工監督作『スイート・マイホーム』メイキング映像解禁

映画

映画『スイート・マイホーム』メイキング写真
映画『スイート・マイホーム』メイキング写真(C)2023『スイート・マイホーム』製作委員会 (C)神津凛子/講談社

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窪田正孝

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奈緒

窪塚洋介

 映画『スイート・マイホーム』より、齊藤工監督や主演の窪田正孝、共演の蓮佛美沙子、奈緒、窪塚洋介が本作の魅力を語ったメイキング映像が到着した。俳優をしているからこそ分かる齊藤監督ならではの気配りが、キャストたちに演技をする安心感と、居心地の良さを与える現場だったことが伝わる内容になっている。

【動画】齊藤工監督「見たことのない世界で見たことのない自分と出会ってください」 映画『スイート・マイホーム』メイキング映像

 本作は、第13回小説現代長編新人賞に輝いた作家・神津凛子によるデビュー作を映画化。

 極寒の長野に住むスポーツインストラクターの清沢賢二(窪田)は、愛する妻ひとみ(蓮佛)と幼い娘たちのために念願の一軒家を購入する。“まほうの家”とうたわれたその住宅の地下には、巨大な暖房設備があり、家全体を温めてくれるという。理想のマイホームを手に入れ、充実をかみしめながら新居生活をスタートさせた清沢一家だったが…。

 メイキング映像で、監督やキャスト陣は次のように語っている。

齊藤:風が吹くというか、映像的な文体、物語、世界観だなと思いましたし、非常に人の業というか、奥の奥にあるものが、すごく丁寧に描かれていると思いました。

窪田:登場人物みんなが、どこか一つの線でつながっているような感じがしていて、何かの衝動でかきたてられているものが、どこか歪んで見える感じがあって。怖さもあるけど、でも人間って本来怖い生き物だよなってすごく納得したし。

蓮佛:誰がどうしてこうなったんだろうっていうミステリー的な要素もありながら、えたいの知れない何かに飲み込まれていくような人間関係の入り乱れ方というか、人を表層だけで「この人こういう人」って結論づけちゃう危うさ。それがどんどん色んなほころびを招いていくみたいな…。

齊藤:これは誰の目線なんだろうということ、スマートホーム的な、いわゆるセキュリティーカメラを含めて、この目線は誰が見ている、どういう景色なんだろうということで、同じものでも意味が変わってくる。

窪田:パズルのように前後がつながって、日常に潜む狂気というか、誰しもが正しくて、誰しもが間違っていて、本当に色んな要素が詰まっているなって。何より監督が色んな視点というか、役に寄り添ってくれて。やっぱり普段俳優もやられていますし、こちら側の気持ちをすごくくみ取ってくれて…。

蓮佛:相手に対するリスペクト。それは子役であっても年齢とか性別とか何も関係なく、とにかく相手を敬って、いい作品をその中で作っていこうというその姿勢が本当に素晴らしいなと思って。齊藤組の雰囲気というものが、私自身が「まだずっとここにいたい」って思うぐらい温かいものだったというのは、まさに監督が作り上げられたものなんだろうなっていう…。

窪塚:役者としての目線を持って現場にいてくれているから。監督と役者の両方の目線。バランスの良さがすごく印象的です。

奈緒:始まる時は、物語もハードな展開になっていくので撮影自体もきっと大変だろうなと、心構えと身構えをして撮影に入ったので、本当に不安をすごく取り除いてくださって、安心して現場にいられるようにしてくださる素敵な監督だと思いました。

齊藤:『スイート・マイホーム』は、僕がどうしても見たい、今まで見たことのない映画として作りました。ぜひ劇場で見たことのない世界で、見たことのない自分と出会ってください。

 映画『スイート・マイホーム』は、9月1日より全国公開。

映画『スイート・マイホーム』メイキング映像

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