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樹木希林

樹木希林
出身地:東京都
生年月日:1943/1/15

樹木希林 出演映画作品

  • ツィゴイネルワイゼン〈4K デジタル完全修復版〉

    ツィゴイネルワイゼン〈4K デジタル完全修復版〉

    制作年:2023年11月11日(土)公開

    鈴木清順監督生誕100年を記念して、第31回ベルリン国際映画祭で審査員特別賞に輝いた『ツィゴイネルワイゼン』を4Kデジタル完全修復版として上映する。代表作『サラサーテの盤』をはじめとした内田百聞の短編を基に、4人の男女をめぐり、幻想と現実の狭間を彷徨う物語を描く。出演は原田芳雄、大谷直子、藤田敏八、大楠道代、麿赤兒ら。

  • “樹木希林”を生きる

    “樹木希林”を生きる

    制作年:2019年10月4日(金)公開

    ドラマやCMなどでお茶の間を賑わせ、女優として唯一無二の存在感を残した樹木希林。そんな彼女の晩年の一年間に密着取材したドキュメンタリー番組に未公開映像を加えて再編集した劇場版。体を蝕むがんと闘いながらも淡々と生きる樹木希林の姿を通して、家族との複雑な関係や独自のスタイルに迫っていく。監督、撮影、語りを木寺一孝が担当。

  • 命みじかし、恋せよ乙女

    命みじかし、恋せよ乙女

    制作年:2019年8月16日(金)公開

    『フクシマ・モナムール』などで日本と縁のあるドーリス・デリエがメガホンを取り、日本とドイツで撮影を行ったヒューマンドラマ。ミュンヘンで出会ったドイツ人男性と日本人女性の旅の行方を映し出す。ドイツ人俳優ゴロ・オイラーと、日本人ダンサーの入月絢が主演を務めたほか、海外初出演作にして遺作となった樹木希林の好演も見逃せない。

  • エリカ38

    エリカ38

    制作年:2019年6月7日(金)公開

    今は亡き名女優、樹木希林の生前に企画したプロジェクトが実現。実際にあった事件をモチーフに、60歳をすぎても男たちを巧みな話術と色香で惑わし、金を巻き上げていくヒロインの生き様を映し出す。本作が1974年の『しあわせの一番星』以来、45年ぶりの主演作となる浅田美代子が、必死に生きる女性の滑稽さや悲しみ、切ない愛を体現する。

  • 日日是好日

    日日是好日

    制作年:2018年10月13日(土)公開

    約25年通い続けた茶道教室の日々を綴った、森下典子による大人気エッセイを、『さよなら渓谷』などの大森立嗣監督が映画化。ひょんことから茶道教室に通うことになった主人公が、四苦八苦しながらも“お茶の世界”で奮闘するさまを描く。主役の黒木華をはじめとし、樹木希林、多部未華子と、日本映画界屈指の女優陣がキャストに名を連ねている。

  • 万引き家族

    万引き家族

    制作年:2018年6月8日(金)公開

    『誰も知らない』『そして父になる』などさまざまな“家族の形”を描き続けてきた是枝裕和監督の、長編14作目となる渾身の人間ドラマ。東京の下町を舞台に、犯罪で生計を立てる不器用だが愛すべき家族の心揺さぶる物語を描く。リリー・フランキー、安藤サクラ、樹木希林らをメインに迎え、松岡茉優、池松壮亮ら実力派の若手俳優が脇を固める。

  • モリのいる場所

    モリのいる場所

    制作年:2018年5月19日(土)公開

    明治、大正、昭和の画壇で活躍し、“仙人”と呼ばれた洋画家、熊谷守一とその妻の秀子を題材にした人間ドラマ。『南極料理人』『横道世之介』の沖田修一監督がオリジナル脚本を手がけ、老夫婦のとある夏の1日をユーモアたっぷりに描く。山崎努と樹木希林の大ベテランが主演を務める他、加瀬亮、吉村界人、三上博史ら豪華キャストが顔を揃える。

  • 海よりもまだ深く

    海よりもまだ深く

    制作年:2016年5月21日(土)公開

    『そして父になる』『海街diary』などの是枝裕和監督が阿部寛を主演に迎えて描くヒューマン・ドラマ。小説家を目指すも一向に開花しないバツイチ中年男と、そんな息子を深い愛で包み込む母の姿を感動的に描く。樹木希林が主人公の母に、真木よう子が元妻役に扮するほか、池松壮亮、リリー・フランキー、橋爪功ら豪華キャストが脇を固める。

  • 海街diary

    海街diary

    制作年:2015年6月13日(土)公開

    文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞や2013年マンガ大賞をはじめ、多くの賞を受賞した吉田秋生の同名ベストセラー・コミックを映画化。『そして父になる』で世界に広く認められた鬼才、是枝裕和が原作に惚れ込み再び異形の家族の物語を紡ぎ出す。複雑な家庭環境から成立している四姉妹の葛藤や苦悩などの、ドラマの味わい深さを堪能したい。

  • あん

    あん

    制作年:2015年5月30日(土)公開

    世界の注目を集める監督、河瀬直美が『2つ目の窓』に続いて手がけたヒューマン・ドラマ。ドリアン助川の原作に基づき、どら焼き屋を舞台に据えて、雇われ店長とそこで働くことになった老女の心の通い合いを繊細に描きだす。辛い過去を背負い、人間の尊厳を奪われても生きようとする老女。そんなヒロインを、樹木希林が味わい深く演じている。

  • 駆込み女と駆出し男

    駆込み女と駆出し男

    制作年:2015年5月16日(土)公開

    井上ひさしが晩年に発表した時代小説『東慶寺花だより』を映画化した人情ドラマ。『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』の原田眞人監督が初の時代劇に挑み、離縁を求める女たちの人生の再スタートを手伝うことになった戯作者に憧れる男の活躍と恋をコミカルに描き出す。主人公を演じるのは大泉洋。ヒロイン役を戸田恵梨香や満島ひかりが務める。

  • 神宮希林 わたしの神様

    制作年:2014年4月26日(土)公開

    女優・樹木希林が、20年に1度の“式年遷宮”を迎える伊勢神宮に旅する過程を捉えたドキュメンタリー。東京を旅立ち、参宮街道を歩き、祭事に参加し、歌人の岡野弘彦に会う中で、彼女は愛について、家族について、いのちについて、戦争と震災について考え、自身の言葉でそれぞれへの想いを語っていく。監督は東海テレビ報道部の伏原健之。

  • そして父になる

    そして父になる

    制作年:2013年9月28日(土)公開

    『誰も知らない』の是枝裕和監督の最新作は、病院で子供を取り違えられてしまった父親の葛藤を描いた感動ドラマ。福山雅治が是枝作品に初出演&初主演するほか、NHKの朝ドラ『カーネーション』の尾野真千子、福山とは大河ドラマ『龍馬伝』で夫婦役を演じた真木よう子が共演。普通の男性の心の揺れを、繊細に演じる福山雅治の新境地に注目。

  • 約束~名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯~

    約束~名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯~

    制作年:2013年2月16日(土)公開

    『死刑弁護人』など優れたTVドキュメントを制作し、それを映画化もして高い評価を得ている東海テレビによるドキュメンタリー・ドラマ。東海テレビが取材をし続けてきた貴重な映像の数々と、日本を代表する名優である仲代達矢と樹木希林をキャストに迎えたドラマを通して、“名張毒ぶどう酒事件”の全貌と今も無実を訴える奥西勝の現在に至る生涯を描く。

  • ツナグ

    ツナグ

    制作年:2012年10月6日(土)公開

    直木賞受賞作家・辻村深月の同名小説を『ROOKIES-卒業-』の平川雄一朗監督が映画化した人間ドラマ。死者と生者を再会させる“使者=ツナグ“の青年が、依頼をしてくる人々との出会いを経て、自身の役割や両親の死の真相を巡って葛藤する様を描く。松坂桃李が主演を務め、樹木希林が物語の重要なカギを握る主人公の祖母を演じている。

  • わが母の記

    わが母の記

    制作年:2012年4月28日(土)公開

    昭和の文豪・井上靖が45年前に綴った自叙伝的小説『わが母の記~花の下・月の光・雪の面~』を、『クライマーズ・ハイ』の原田眞人監督が映画化。疎遠だったために息子への愛を必死に確かめようとする母と、母を理解して受け入れようとする息子の葛藤を、普遍的な家族の問題として描く。主演の役所広司を筆頭に、樹木希林、宮崎あおいら豪華キャストの共演で織りなされる親子の絆の物語に感動必至だ。

  • 朱花〈はねづ〉の月

    制作年:2011年9月3日(土)公開

    1997年『萌の朱雀』でカンヌ映画祭カメラドール(新人監督賞)、2007年『殯〈もがり〉の森』で同映画祭グランプリ(審査員特別大賞)を受賞した河瀬直美監督の最新作。古い歴史と美しい自然が息づく飛鳥地方を舞台に、人が生きること、待つことの意味深さを描く。主演は本作が長編映画本格デビューとなる、こみずとうたとモデルとして活躍中の大島葉子。

  • 奇跡〈2011年〉

    奇跡〈2011年〉

    制作年:2011年6月11日(土)公開

    『歩いても歩いても』『空気人形』などの作品で国内外に多くのファンを持つ是枝裕和監督が人気お笑いコンビ・まえだまえだのふたりを主演に迎えて描く最新作。九州新幹線開通の日に起こるといわれる“奇跡”をめぐって、その奇跡を信じる子供たちと、彼らを見守る大人たちのドラマを描く。大塚寧々、オダギリジョー、夏川結衣らが共演する。

  • 悪人

    制作年:2010年9月11日(土)公開

    芥川賞作家・吉田修一の同名長編小説を映画化。九州北部の地方都市を舞台に、ある殺人事件を巡る加害者と被害者、そして残された家族たちの揺れ動く日常を背景に、殺人を犯してしまった青年と、共に逃げる女の切ない逃避行を描く。主演は原作を読んだ時から出演を熱望していたという妻夫木聡。脚本は吉田修一と李相日監督が共同で担当した。

  • 歩いても 歩いても

    歩いても 歩いても

    制作年:2008年6月28日(土)公開

    『誰も知らない』や『花よりもなほ』など、丁寧な作品作りで多くの観客の心を掴む是枝裕和監督最新作。ある夏の一日の家族を風景を切り取りることで、人生の喜びと哀しみが静かに浮かび上ってくるホームドラマを目指す。人間関係や心模様の移り変わりを細やかに表現するべく、樹木希林、原田芳雄ら日本映画界を代表する俳優陣が集結している。

  • サイドカーに犬

    制作年:2007年6月23日(土)公開

    芥川賞作家・長嶋有のデビュー作を、『雪に願うこと』で2006年度の映画賞を総ナメにした根岸吉太郎監督が映画化。母の失踪に戸惑う少女が、父の愛人らしき奔放な女性との交流のなかで次第に心を開いていく。10歳の少女の忘れえぬひと夏の体験を描く人間ドラマだ。久しぶりの映画主演となる竹内結子が天真爛漫でサバサバした女性を魅力的に演じている。

  • 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

    制作年:2007年4月14日(土)公開

    リリー・フランキーのベストセラー自伝小説を、松尾スズキの脚本、オダギリジョーと樹木希林の共演で『さよなら、クロ』の松岡錠司監督が映画化。昭和の筑豊の炭坑町で育った少年が、平成の東京タワーの下で母を看取る原作の精神を踏襲し、普遍的な母子の物語を紡ぎ出す。“泣ける”映画の枠を超えた、深い人間愛が多くの人の共感を呼ぶに違いない。

  • 赤い鯨と白い蛇

    制作年:2006年11月25日(土)公開

    TV黎明期から演出家として活躍したせんぼんよしこ監督が、73歳にして映画監督デビューを飾った女性たちのドラマ。古いわらぶき屋根の民家に偶然集まった、世代の異なる女性5人の会話を通して、それぞれの人生の秘密や過去が浮き彫りになる。登場人物はほぼ5人だけ。主演の香川京子ら、芸達者な女優たちの演技合戦が楽しめる作品に仕上がった。

  • 茶の味

    制作年:2004年7月17日(土)公開

    『鮫肌男と桃尻女』や『PARTY7』などで独特の笑いを追及してきた石井克人監督の最新作。キレのいいテンポで鳴らしたこれまでの作風とは違い、田舎町に暮らすある一家の日常を、ファンタジーを織り交ぜながらのほほんと綴ってみせる。とはいえ我修院達也が歌って踊る究極の脱力ソング 「山よ!」など、石井監督らしいくだらなさは健在なのでご安心を。

  • 下妻物語

    下妻物語

    制作年:2004年5月29日(土)公開

    ロリータのカリスマと呼ばれる小説家・嶽本野ばらの同名小説を映画化。監督を務めたのは、サッポロ黒ラベルやNTT東日本などのCMで話題を集めたCM界の奇才・中島哲也。ぶっ飛んだ個性のロリータ少女とヤンキー少女の間に生まれた意外な熱い友情を、これまた意外にも感動的に描いた青春コメディだ。配役の上手さが濃いキャラを引き立てている。

  • 半落ち

    制作年:2004年1月10日(土)公開

    作家、横山秀夫のベストセラー小説を完全映画化。元警部が愛する妻を殺害した。自首するまでの“空白の2日間“について決して語ろうとしない犯人を巡り、次々と謎が浮かび上がる……。警察内部や報道メディアなど事件を取り巻くさまざまな人々の心理を浮き彫りにしながら、ラストは号泣必至の一大メロドラマへとなだれ込む。掟破りの感動サスペンスだ。

  • Returner〈リターナー〉

    制作年:2002年8月31日(土)公開

    好調の金城武が『マトリックス』ばりのVFXアクションに挑んだSF活劇。『ジュブナイル』の山崎貴監督によるロマンあふれるドラマ作りや、同作のヒロイン、鈴木杏の好演も見逃せない。

  • ピストルオペラ

    制作年:2001年10月27日(土)公開

    巨匠、鈴木清順監督が「夢二」以来10年ぶりに放つ新作。鮮烈な原色で彩られた斬新な映像を背景に殺し屋同士の雌雄を決する決闘が進行。主人公を江角マキコが凛とした佇まいで演じ切る。

  • 東京マリーゴールド

    制作年:2001年6月23日(土)公開

    「ざわざわ下北沢」に続く市川準監督の最新作。「はつ恋」の田中麗奈を主演に迎え、海外留学中の恋人を持つ青年に恋した娘の胸の内を、淡々とした日常描写の積み重ねから鮮やかに浮き彫りにする。

  • ツィゴイネルワイゼン

    ツィゴイネルワイゼン

    制作年:2001年4月28日(土)公開

    内田百間原作の『サラサーテの盤』と多くの短編のアイデアをもとに、時間と空間、現実と幻想の間を映像がさまよう不思議な世界を生み出した異色作。主演の4人の誰もが個性的な魅力を見せ、原田芳雄の狂気、大谷直子の陰影、幽艶な大楠道代、そしてその間で戸惑いためらう藤田敏八と絶妙な対照を成している。なかでも強烈なのが、だんだんと死の世界に取り憑かれていく大楠道代で“腐りかけがおいしいの”と熟し過ぎた水蜜桃を舌でチロチロと舐めるシーンと、それに呼応するように原田芳雄の目の中に入ったゴミを舐め取るシーンには色気というよりは殺気をはらんだ妖気がある。この妖気が全編を覆い、2時間を超す長尺を感じさせない緊張した作品となっている。

  • ざわざわ下北沢

    ざわざわ下北沢

    制作年:2001年3月3日(土)公開

    不思議な存在感のある街、下北沢の日常と、そこで暮らす人々の営みを端正に描写。下北沢の魅力と、住民の息遣いがじんわりと伝わってくる。豪華俳優陣のカメオ出演にも注目。

  • 39-刑法第三十九条-

    制作年:1999年5月1日(土)公開

    心神を喪失した者は罰しないという刑法の条文をテーマにした緊迫のミステリー。二重人格者と鑑定された殺人犯の精神を巡って、ひとりの女性鑑定人が“ある推理”を実証する。

  • いつかギラギラする日

    制作年:

    “仁義なき戦い”シリーズをはじめとする一連の実録もので1970年代の日本映画界の流れを大きく変えた深作欣二監督が久々に手掛けたアクション大作。北海道を舞台に、ギャングたちの血で血を洗う抗争が展開する。若い愛人と北海道で暮らす元ギャングの柴は、若い角町と知り合い、現金輸送車から2億円を強奪する計画を持ちかけられる。柴は昔の仲間の神崎、井村の二人を東京から呼び寄せる。計画は成功したかに見えたが、中には5000万円しかなく、仲間割れに。角町が井村を射殺、柴も重体となる。かろうじて逃げ延びた神崎が角町を追い、そこへ角町に金を貸しているヤクザも加わって、三つ巴の戦いが始まる……。息を飲む銃撃戦やカーチェイス、バイオレンスに拍車をかけるBGMのハード・ロックなど注目すべきシーンが多い。

  • 金田一耕助の冒険

    制作年:

    今やマスコミの売れっ子となり、等々力警部とのコンビでCMにも出たりしている金田一耕助が、唯一真犯人を突きとめることができなかった事件に再び挑む、という“金田一耕助”シリーズの番外編。テレビで同役をやった古谷一行が金田一耕助を演じる。

  • 野菊の墓

    制作年:

    澤井信一郎の監督第1作で、松田聖子の映画デビュー作。歌人・伊藤左千夫の原作は、これが3度目の映画化である。木下惠介による最初の映画化と同様、巡礼の老人の回想という形で物語は始まる。醤油製造業の旧家に生まれた政夫は、病弱な母の世話をするいとこの民子に恋心を抱く。しかし、世間の醜聞を恐れて二人は引き裂かれ、民子は無理矢理に結婚させられ、やがて帰らぬ人となる。澤井監督は新人らしからぬ落ち着いた演出によって、この古風な物語をしっとりと落ち着いた叙情的作品に仕上げた。この後、薬師丸ひろ子、原田知世、石原真理子、後藤久美子と澤井は次々にアイドルを起用し、彼女たちの新生面を引き出す魅力的な作品を作っていく。

  • さびしんぼう

    制作年:

    「転校生」「時をかける少女」に続き、大林宣彦の故郷・広島県尾道を舞台に、少年と少女の初恋物語が繰り広げられる。ヒロキはひそかに恋心を抱いている美少女に“さびしんぼう”という名をつけて、いつも遠くから眺めていた。そんなヒロキの前に、突然現れた道化姿の女の子。彼女も自分のことを“さびしんぼう”と名乗る。ヒロキは煙たがったが、道化の“さびしんぼう”は度々現れて、騒動を起こすのだった。そんな折、ついにあの美少女と話をする機会がやってくる……。大林映画のなかでも特に思春期の感傷に彩られた作品。二人の“さびしんぼう”と別れるシーンは、それぞれロマンティックで感動的だ。

  • 春駒のうた

    制作年:

    群馬県の出身である児童文学者・宮川ひろの同名小説を“辺境の巨匠”神山征二郎監督が、舞台である利根川上流の山村でオールロケして完成させたヒューマンドラマ。終戦直後に生まれた小児マヒの少年と祖父との心の交流を縦糸に、四季の自然、郷里の伝承習俗、戦争へのやり場のない怒りなどを描いていく。

  • はなれ瞽女おりん

    制作年:

    篠田監督が滅びいく“瞽女”を北陸の美しい四季を背景に、哀歓を込めて描いた作品。病気などの原因で失明、もしくはそれに近い視力に陥った少女たちが、厳しい訓練を受けて“門付け”の旅に出るという瞽女は、日本の庶民の伝統芸能を細々と守っていると同時に、厳しい生活態度を強いられる。ある男と一夜をともにしたことから“はなれ瞽女”となったおりんは、脱走兵の男と知り合い、一緒に旅を続けることになる。これは1967年製作、篠田・岩下コンビによる「あかね雲」の物語ともほぼ一致していて、作者の反戦への願いを感じずにはいられない。宮川一夫の美しいカメラワークも印象深い。

  • ザ・中学教師

    制作年:

    8人一組の班を形成し、生徒たちの自治を促し社会のルールを厳しく教え込む教師、三上。自らの教育方針を徹底する彼の前に、生徒たちは次々と問題を起こすのだった。プロフェッショナルな教育理念を持つ教師ドラマの主人公を「宇宙の法則」と同様に、まさにハマリ役と思わせる名演で長塚京三が演じている。

  • 大誘拐 RAINBOW KIDS

    制作年:

    1979年に日本推理作家協会賞を受賞した天藤真の同名小説を、奇才・岡本喜八が映画化した痛快犯罪コメディ。3人の若者に誘拐された大富豪の老婆が、いつの間にかその誘拐犯のリーダーとなり、家族に100億円の身代金を要求。一方、その老婆を自らの恩人と慕う警部は、そんな実情も知らず捜査を開始。警察と老婆の頭脳戦が展開される。主人公の老婆には、岡本喜八がこの人以外にはないとほれ込んだ北林谷栄が、人間味あふれる好演を見せ、共演の緒形拳、樹木希林、嶋田久作らもユニークな持ち味を発揮した快演を見せている。

  • 必殺始末人

    制作年:

    人気“必殺“シリーズのニューバージョン。名うての刺客だった浪人、山村只次郎はその腕を買われて、与力の白鳥右京の下、正義のために悪人を成敗する闇の始末人となる。だが、実は右京こそが無実の人間を罠にはめ、私腹を肥やす極悪人であることを知った只次郎と仲間のりゅう、かもめは彼に立ち向かっていくのだった。監督は同シリーズの撮影を担当していた石原興で、独特の陰影を生かした映像が本作でも効果を上げている。

  • 戦争と青春

    制作年:

    ヒューマニズムに裏打ちされた数々の名作で知られる今井正が、昭和20年3月10日未明の東京大空襲を背景に、戦争によって運命をほんろうされた一人の女性の姿を描いた早乙女勝元原作を映画化。工藤夕貴が現代の女子高生と、戦争の傷跡を引きずる叔母の青春時代の二役を熱演している。

  • 美味しんぼ

    制作年:

    『ビッグコミック・スピリッツ』連載の人気同名コミックを映画化。東西新聞文化部の山岡士郎と、陶芸家の海原雄山。ともに美食家同士の因縁の親子が雑誌社の企画で“料理対決”を行う。原作にあるウンチクや、TV版の娯楽性とは一線を画した森崎東の演出は、一種の崇高さすら漂う堂々たるもの。実際の親子、三國連太郎と佐藤浩市の共演がはらむドキュメンタリーのような生々しさもさることながら、終盤における“味”をめぐる映像考察の力強さには圧倒される。クライマックスの樹木希林の名演も見逃せない。

  • 大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇

    制作年:

    【愛をなくした新婚夫婦の“地獄“旅行とは!?】 岸田國士戯曲賞や三島由紀夫賞などに輝く人気劇作家、前田司郎の小説『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』を、竹野内豊&水川あさみの顔合わせで映画化。若い倦怠期夫婦が愛の情熱を取り戻すまでのシュールな道のりを綴るヒューマン・コメディだ。樹木希林、片桐はいり、荒川良々、柄本明らの強烈な個性を持つ脇役陣の登場シーンにも注目だ。

  • 蓮如物語

    制作年:

    【蓮如上人の半生を描いた五木寛之原作のアニメーション】 五木寛之の原作を基に、親鸞の教えを世に広めた蓮如上人の半生をアニメ化。松方弘樹、樹木希林、奥田瑛二らがアフレコし、吉永小百合がナレーターを務めるという豪華な企画だ。

  • ダンボールハウスガール

    制作年:

    【家、金、仕事、恋人ナシ!浮浪ギャルの人生は何処へ! ?】 すべてを失ってしまったホームレス・ギャルの心の再生を前向きに描いた人間ドラマ。これが映画初主演となる米倉涼子が汚れ役を毅然と演じ、TVドラマとは異なるタフな魅力をみせる。

  • 制作年:

    【あのベストセラーを映画化 実話が導く普遍のかたち】 柳美里の自伝的小説を映画化した感動のラブストーリー。父のない子を身ごもった女と、癌で死を宣告されながらも彼女を支える男。ふたつの命の行方を、控え目な描写の積み重ねで綴る。

  • 夜を賭けて

    制作年:

    【山本太郎が快演する在日熱血奮闘活劇】 『光の雨』の山本太郎が、1950年代大阪の在日コリアンを颯爽と演じた熱血ドラマ。虐げられながらも、派手な犯罪行為を続けて生き抜いたタフな青年の生き様が劇画的迫力で伝わってくる。

  • ほたるの星

    制作年:

    【感動の実話を映画化 教師と子供の交流記】 『ぼくらの七日間戦争』の菅原浩志監督が実話を基に作り上げた、感動のヒューマン・ドラマ。山口県の小学校を舞台に、激減したほたるを甦らせようと立ち上がった新米教師と生徒たちの心温まる交流が描かれる。柳井の白壁の街並や油谷町の棚田といった物語のバックを飾る、山口を代表する美しい景観と、映画初出演の子供たちが見せるナチュラルな演技が印象的だ。

  • IZO

    制作年:

    【三池オールスター による実験的活劇】 『ゼブラーマン』の三池崇史監督が、豪華キャスト陣を結集して、破天荒な映像と物語の限りを尽くす、渾身の実験作が誕生。1865年に処刑された伝説の連続殺人犯、人斬り以蔵が現代に復活。己の正義を貫くため、世にはびこる矛盾やまやかしを徹底的に切り裂いていく。殺戮に次ぐ殺戮の彼方に、神話的世界が立ちあらわれる異形の1本だ。

  • 看護婦のオヤジがんばる

    制作年:

    夜勤が多く、生活も不規則になりがちで、妊娠中絶も多い看護婦。その看護婦と結婚して自分も働きながら育児も引き受けた男の奮戦記。深刻な問題になりがちなテーマを、神山監督は涙あり笑いありの、さわやかであと味の良い佳作に仕上げている。前田吟は1968年「ドレイ工場」以来の主演作品となった。

  • ブレイブ ストーリー

    制作年:

    【新時代の純日本アニメーションが誕生!】 ベストセラー作家・宮部みゆきの傑作ファンタジー巨編を、一大プロジェクトで創り出したアニメーション大作。ごく普通の少年がファンタジーの国を旅する不思議な冒険物語だ。注目のアニメスタジオ“GONZO“の斬新な映像は必見!

  • チェケラッチョ!!

    制作年:

    【沖縄で陽気にハジけるラップリズムの青春賛歌 】 音楽パワーが炸裂する沖縄を舞台に、不純な動機でラップをはじめた平凡な高校生たちが、その魅力にハマり、音楽によって変わっていく姿を熱く描いた青春ストーリー。弾ける若さと、パワフルな沖縄色満載で、爽快な気分になれる。

  • Theショートフィルムズ みんな、はじめはコドモだった

    制作年:

    【5人の監督たちが描いた子どもにまつわる珠玉作】 朝日放送の新社屋完成を記念して製作されたオムニバス映画。“子ども“をテーマに、『パッチギ』の井筒和幸監督や『血と骨』の崔洋一監督ら日本を代表する豪華な監督たちがショートフィルムという枠で、それぞれ個性豊かな作品を撮り上げた。

  • 借りぐらしのアリエッティ

    制作年:

    【ジブリ新作は小人の少女と少年の物語】 '53年発表の英児童文学『床下の小人たち』をスタジオジブリがアニメ映画化。舞台を50年代のイギリスから現代の日本に移し、古い家の床下に暮らす14歳の小人の少女アリエッティが、その家に病気療養にきた人間の男の子に姿を見られたことから起こる騒動を描く。監督はこれまで多数のジブリ作品に携わってきたアニメーターの米林宏昌が務める。

  • ゴースト もういちど抱きしめたい

    制作年:

    【ハリウッドの感涙作が日韓俳優共演で蘇る】 何者かに命を奪われた男が、幽霊になっても愛する恋人を守ろうと奔走するファンタジックなラブ・ストーリー『ゴースト ニューヨークの幻』。'90年に大ヒットしたこのハリウッド映画を、日本を舞台にリメイク。デミ・ムーアが演じたモリー役を松嶋奈々子、パトリック・スウェイジが演じたサム役を、韓流きってのイケメン、ソン・スンホンが務める。

  • 時の輝き

    制作年:

    女子小・中・高生たちに圧倒的な支持を得、1993年度文庫売り上げNo.1の座を獲得した折原みとの同名小説の映画化。神埼由花は、看護実習先の病院で3年ぶりに初恋の相手ジュンチと出会い、思いを通じることができる。実習も終わり、ジュンチも退院、楽しい夏休みを満喫していた。しかし、9月になってすぐ、ジュンチが再び入院してしまう。彼は不治の病である骨肉腫に冒されていたのだ。

  • マグニチュード 明日への架け橋

    制作年:

    【震災と闘う人々の姿に学ぶ自主防災意識の大切さ】 阪神大震災を背景に、大災害に立ち向かう人々の群像を描いたヒューマン・ドラマ。CGによるリアルな震災シーンに接することで、防災意識の大切さを改めて考えさせられる。

  • つる―鶴―

    制作年:

    鶴の化身が自分を救った男の嫁となり、自分の羽で布を織るという民話『鶴の恩返し』を題材にした美しくも悲しい愛のドラマ。実写としては初の映画化で、この作品が映画出演100本目となる吉永小百合が数多くの企画の中から自ら選んだものである。

  • 三等高校生

    制作年:

    ともに熱気球づくりに励みながらも、いつも喧嘩ばかりしている高校3年生の透と、数学教師の菊池。その二人のことが好きだという女性が現れて……。ヨッちゃんこと野村義男が、それまでの“たのきん“映画から独立、一本立ちをした青春映画。

  • さくら

    制作年:

    太平洋と日本海を桜の木で結んだ男の、実話をもとにした感動作。樹齢400年という桜の木に魅せられた国鉄バスの車掌・佐藤良二。ガンと闘いながら、彼は名古屋から金沢までのバス路線に千本の桜を植樹する。そんな彼の、周囲の反感に屈しない生き方を、神山征二郎がヒューマンな視点で描く。

  • 刑事物語

    制作年:

    博多署の刑事・片山元は、強制捜査の時に出会った聾唖(ろうあ)者のソープランド嬢・ひさ子の身柄を引き取ることに。沼津署に転勤した片山は、ひさ子とアパート暮らしを始める。やがて、片山は連続殺人事件の捜査に参加。そんな中、事件の背後で暗躍する売春組織によって、ひさ子が連れ去られてしまう……。

  • 三たびの海峡

    制作年:

    第二次大戦末期から現代までの日本と朝鮮半島を舞台に、最初は強制されて、その後は自分の意思で、両国の間に横たわる海峡を三たび渡った韓国人・河時根(ハー・シグン)の憎しみと愛に彩られた半生を描いた大河ロマン。「月光の夏」「ひめゆりの塔」と、ヒューマニズムあふれる作風が高く評価される神山征二郎が本作でも難しいテーマを見事に演出。キャストは総じて好演だが、とりわけ主人公の妻に扮した南野陽子が、時代の波にほんろうされる女の哀しみを絶妙に表現した。原作は吉川英治文学新人賞を受賞した同名小説。日本映画としては初めての韓国ロケを行った作品。韓国で試写が予定されたが、韓国政府の反対により、中止された。

  • 風の又三郎 ガラスのマント

    制作年:

    宮澤賢治の同名児童文学3回目の映画化。今回は原作にない女の子・かりんを設定し、彼女の目から又三郎少年の不思議さを追っていく。「女囚701号・さそり」以来、撮り上げる作品のすべてに“風“を感じさせる伊藤俊也監督の真骨頂ともいえよう。初映画化の1940年版主題歌『ドードドの歌』を、音楽の冨田勲が効果的に使用している。

  • RAMPOインターナショナル ヴァージョン

    制作年:

    1994年に黛版、奥山版と2バージョン製作された「RAMPO」のうち、奥山版を奥山和由が再編集し、海外でも上映された作品。奥山版をもとに未発表シーン、新しく撮影したシーンなどを加えたほか、音楽を新たに千住明が担当し、チェコ・フィルハーモニーが演奏しているのが違う点。また、ロバート・デ・ニーロがプロモーションに協力したことも話題になった。

  • 夢の女

    制作年:

    お浪は借金のために娘を里子に出して洲崎遊廓に身を売った女。花魁として売れてきた頃、お浪は娘が里子先でひどい仕打ちを受けていると耳にして、子供を引き取ろうと決心する。お金を稼ぐため、身を粉にして働き始めたお浪にひいきの客は愛想をつかしてしまう……。玉三郎が描くきらびやかな女の情念の世界。女性の美を追求した映像に加え、お浪の世話をやく女郎屋の下働き・お松に扮した樹木希林の好演が光る。

  • 神様のくれた赤ん坊

    制作年:

    昭和32年に作られた「集金旅行」のリメイク作品。同棲中の晋作と小夜子のもとに一人の少年が連れてこられる。少年の母親は晋作の昔の彼女で、男と逃げてしまったらしい。子供の父かもしれない晋作は押しつけられるように引き取る。父親候補は他にも4人いた。そこで二人は、子供の養育費をせしめるため、その4人に会いに行くことにする。リメイクといっても、時代に合ったアレンジが施され、古さは全く感じられない。ファースト・シーンとラスト・シーンが見事に呼応する名セリフ、子供に心を動かされていくカップルの心理描写の妙など、職人芸ともいえる演出が光る。

  • RAMPO 黛バージョン

    制作年:

    1992年末に完成しながら改訂版(奥山版)が作られ、1994年6月に別々の劇場で同時公開されたミステリードラマのオリジナル版。物語の舞台は昭和初期の東京。猟奇的な新作「お勢登場」がまたもや発禁となった江戸川乱歩は、若い編集者の横溝正史から奇妙な新聞記事を見せられる。そこにはくだんの新作に似た、未亡人・静子の夫殺害の疑惑が。いつしか自らの創作した名探偵・明智小五郎と同化した乱歩は、伯爵家で“毒婦“となった静子に妖しい世界へと誘われていく……。

  • ワニと鸚鵡〈おうむ〉とおっとせい

    制作年:

    サーカスをクビになった仲良しの男女が、退職金がわりにもらったオウムの鳥かごの中から1,200万円也の借用書を発見、そこから起こる珍騒動ぶりを描いたコメディ。若者の初恋と下町の人情をも絡ませ、生け花師匠役を池波志乃が好演している。

  • 転校生〈1982年〉

    制作年:

    監督・大林宣彦の故郷を舞台とした、いわゆる“尾道もの”の長編劇映画第1作。山中恒の原作『おれがあいつであいつがおれで』を「ゴキブリ刑事」「時をかける少女」などの剣持亘が脚色している。監督の大林宣彦は自主製作映画からコマーシャル映画の世界を経由して長編劇映画を手掛けるに至るという、監督コースを歩んできた。いわばのちの自主映画出身の若手監督たちの先駆者といえる。勉強よりもいたずらが大好きなガキ大将中学生・斎藤一夫のクラスに斎藤一美という幼なじみの女の子が転校してくるところから始まる。ある日、一夫と一美は神社の石段を転げ落ち、これがもとで二人の身体が入れ替わってしまう。おかげでガキ大将の一夫は女っぽくなるし、一美は荒っぽくなる。本人たちはもちろん、両親や仲間たちまでも巻き込んで大騒動という傑作ユーモア思春期編。TV『3年B組金八先生』出身の小林聡美の本格的映画デビュー作でもある。

  • 夢千代日記

    制作年:

    山陰の温泉町。芸者置屋“はる屋”の夢千代は、病院で自らの死期が迫っていることを知らされる。その帰り、列車の窓から一人の女の投身自殺を目撃。ところが一緒に目撃した男は……。死期迫る薄幸の女の生きる姿を、これが遺作となった浦山桐郎が、見事に演出している。女性映画の傑作。

  • 土佐の一本釣り〈1980年〉

    土佐の一本釣り〈1980年〉

    制作年:

    土佐の荒海でカツオ船に乗る16歳の血気盛んな少年と、おとなしいが芯の強い少女の純愛物語を、一本釣り漁の生活の中に描いた青春映画の佳作。揺れる小舟の上でのキス・シーン、海中で泳ぎながら抱き合うシーンなどは、純愛ものの鏡。

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