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今村昌平
出身地:東京都
生年月日:1926/9/15

今村昌平 出演映画作品

  • 幕末太陽傳〈デジタル修復版〉

    幕末太陽傳〈デジタル修復版〉

    制作年:2011年12月23日(金)公開

    『洲崎パラダイス 赤信号』『女は二度生まれる』など数々の名作を世に送り出した川島雄三監督の代表作を、日活が創立100周年を記念してデジタル修復。今から50年以上前に撮影された日本映画史に残る名作を最高の映像で上映する。川島監督の軽妙洒脱な演出と、お調子者だがどこか陰のある主人公の佐平次に扮すフランキー堺の名演が印象深い。

  • 赤い橋の下のぬるい水

    制作年:2001年11月3日(土)公開

    「カンゾー先生」の今村昌平が、性的ファンタジーをベースにある男女の機微を絶妙の“温度“で切り取った最新作。自身をもてあます女と、収まりどころを失った男の幸福な出会いを綴る。

  • 赤い橋の下のぬるい水

    制作年:2001年11月3日(土)公開

    「カンゾー先生」の今村昌平が、性的ファンタジーをベースにある男女の機微を絶妙の“温度“で切り取った最新作。自身をもてあます女と、収まりどころを失った男の幸福な出会いを綴る。

  • カンゾー先生

    制作年:1998年10月17日(土)公開

    坂口安吾の小説『肝臓先生』をベースに、町医者の日常を描いた大らかな人間ドラマ。人間くさい主人公を、「うなぎ」に続く今村作品への出演となる柄本明が、ユーモラスに妙演。

  • カンゾー先生

    制作年:1998年10月17日(土)公開

    坂口安吾の小説『肝臓先生』をベースに、町医者の日常を描いた大らかな人間ドラマ。人間くさい主人公を、「うなぎ」に続く今村作品への出演となる柄本明が、ユーモラスに妙演。

  • うなぎ

    うなぎ

    制作年:1997年5月24日(土)公開

    1997年度カンヌ映画祭で見事グランプリに当たるパルム・ドールを獲得。「黒い雨」以来、8年の空白を経て、ベテラン今村昌平が発表した人間ドラマ。吉村昭の小説『闇にひらめく』を原作に、飼っているウナギにしか心を開かない男の心情の移ろいを見極めようとしている。浮気した妻を殺害し、8年の服役の後、仮出所した男・山下拓郎。理髪店を開き、自戒の日々を送る彼は周囲の人々に心を開くことはなかった。そんなある日、山下は自殺未遂の女性・桂子と出会い、彼女の希望から共同生活を始めることになる。彼女の優しい人柄にふれ、打ち解けていく山下だったが、そんな彼の前にかつての囚人仲間が、さらに桂子の夫までもが現れる……。静かな語り口ながら、鋭い人間観察の目が随所に光る佳作。とぼけた笑いも盛り込まれ、今村の初期作品を思わせる仕上がりとなった。役者陣もそろって好演を見せるが、特に桂子の母親役の市原悦子が怪演を披露して印象的。

  • 神々の深き欲望

    制作年:

    神話が息づく南の島を舞台に、伝統と近代化との相克、日本民族の根源的な生と性、さらには日本の風俗のルーツまでをも描ききった今村昌平の最高傑作。今村作品としては初のカラー映画だが、南島の陽光と自然が最大限に効果をあげている。南方に現代文明からとり残された島があった。島民は原始的な農耕と土俗信仰に生きているが、そんな島にも東京から観光開発の調査のため、都会人が入り込んで来る。島の神事をつかさどる一家は、一方で近親相姦の一族として島民からさげすまれていた。そして兄妹相姦の果てに悲劇が待ち受けて……。原始的な性により、男を虜にする女の性の強烈さを沖山秀子が好演。

  • 神々の深き欲望

    制作年:

    神話が息づく南の島を舞台に、伝統と近代化との相克、日本民族の根源的な生と性、さらには日本の風俗のルーツまでをも描ききった今村昌平の最高傑作。今村作品としては初のカラー映画だが、南島の陽光と自然が最大限に効果をあげている。南方に現代文明からとり残された島があった。島民は原始的な農耕と土俗信仰に生きているが、そんな島にも東京から観光開発の調査のため、都会人が入り込んで来る。島の神事をつかさどる一家は、一方で近親相姦の一族として島民からさげすまれていた。そして兄妹相姦の果てに悲劇が待ち受けて……。原始的な性により、男を虜にする女の性の強烈さを沖山秀子が好演。

  • 人間蒸発

    制作年:

    今村昌平が初めて撮った劇場用ドキュメンタリー。佳江さんは俳優の露口茂の手を借りて、行方不明の婚約者を追う。露口の役割は、今日でいうレポーターとは性格を異にしていて、作者=今村昌平の分身かつ佳江さんのパートナーとしての役割を担っている。婚約者の足跡を追ううちに、浮かび上がってくる新事実と佳江さんのリアクションにカメラは肉迫。取材される女性が取材者の露口に私的な興味を抱き始めて、事態が思わぬ方向にねじ曲がっていくさまなど、“カメラは事実に対して中立を貫く”といった優等生的発想からは、決して捉えられない興趣がある。ドキュメンタリーの可能性と落とし穴を明確に示し、公開当時反響を呼んだ。

  • キューポラのある街

    制作年:

    「青春の門」「青春の門・自立篇」「夢千代日記」などで知られる浦山桐郎の監督デビュー作。舞台は鋳物の町・埼玉県川口市。そこに住む職人かたぎのガンコな父を持つ、ジュン、タカユキの姉弟が、貧しいながらもけなげに生きていく様子を描いている。これにタカユキの友人・サンキチの複雑な家庭環境、ジュンの進学問題、鋳物工場の組合問題と、当時の世相を反映した社会状況が織り込まれているが、これを浦山は大上段にではなく、あくまで日常的に捉え、さわやかな感動を呼ぶ。当時18歳の吉永小百合は、本編で史上最年少のブルー・リボン賞主演女優賞の受賞者となり、女優として開眼。アイドル・スターの筆頭として黄金時代を築いていく。

  • 復讐するは我にあり

    復讐するは我にあり

    制作年:

    直木賞を受賞した佐木隆三のノンフィクション小説を原作として、「神々の深き欲望」以来10年ぶりに今村昌平が手掛けたドラマ。原作が話題の作品だけに何度も映画化の話がもち上がり、黒木和雄はじめ何人もの監督が立候補。映画化権を射止めた今村昌平が満を持して演出し、高い評価を得た。5人を殺害したあと全国を逃走した男とその父の相剋を通して、人間の原罪と救済を問う物語で、犯罪心理がカミュの「異邦人」のような不条理なものとして描かれている。検閲によってカットされたシーンが多く、難解な印象を与えるが、ダイナミックな画面と緒形、三國のパワフルな共演は圧倒的。父子対面シーンは鬼気迫る演技。

  • 11’09“01/セプテンバー11

    制作年:

    【私たちにとっての「9・11」とは?11分9秒1に込めたそれぞれの真実】

  • 幕末太陽傳

    制作年:

    川島雄三の代表作。元ネタになるのは落語の『居残り佐平次』だが、これに『芝浜の革財布』『品川心中』のネタを取り入れている。あと5年で明治維新という、文久2年の11月、品川の遊廓街で、佐平次は仲間を連れて大尽遊び。ところが、金は一文も持っていない。かくして佐平次は居残りとなって、しばらくそこに腰を落ち着けることになる。宿にはもう一組居残り組がいる。高杉晋作を中心とする勤皇の志士たちである。佐平次は、この高杉と仲良くなったり、廓の仕事を要領よくこなし、たちまち廓の人気者となる。映画はこれらの人物を絡ませ、佐平次のバイタリティーをテンポよく活写していく。佐平次は胸を患っており、時折、咳き込みながら見せる暗い顔には死の匂いが漂っていて、そうしたニヒリズムがバイタリティーの裏に見え隠れし、川島の体質を体現した傑作となった。

  • 女衒・ZEGEN

    女衒・ZEGEN

    制作年:

    明治後期から昭和初期にかけて東南アジアを舞台に暗躍した女衒・村岡伊平次の半生を映画化した作品。伊平次は、香港の海賊に捕まっている日本人の娘たちを助け出したことから女衒を始め、やがて商売も繁盛し4つの娼館を経営するまでになる。重喜劇と評される今村独特のユーモア感覚にあふれる作品。「楢山節考」でもを撮影を務めた栃沢正夫が担当している。

  • 女衒・ZEGEN

    女衒・ZEGEN

    制作年:

    明治後期から昭和初期にかけて東南アジアを舞台に暗躍した女衒・村岡伊平次の半生を映画化した作品。伊平次は、香港の海賊に捕まっている日本人の娘たちを助け出したことから女衒を始め、やがて商売も繁盛し4つの娼館を経営するまでになる。重喜劇と評される今村独特のユーモア感覚にあふれる作品。「楢山節考」でもを撮影を務めた栃沢正夫が担当している。

  • 黒い雨

    黒い雨

    制作年:

    井伏鱒二のベストセラー小説をもとに、今村昌平監督が原爆被爆者の悲劇を庶民の普通の生活を通して淡々と綴った力作。美しいモノクロームの映像が静かに戦争の真実を映し出す。1945年8月6日、広島。高丸矢須子は瀬戸内海の小舟の上で強烈な閃光を見た。その直後晴れた空はたちまち暗くなり、矢須子は黒い雨を身体中に浴びてしまう。被爆後遺症の村人たちに小沢昭一や三木のり平といったベテラン・コメディアンを配し、悲惨な物語をどこか喜劇的に描いている。矢須子が風呂場で髪をとかし髪が抜け落ちるシーンで、矢須子役の田中好子が浮かべる笑いは衝撃的だ。カンヌ映画祭ではグランプリを本命視されていたが、惜しくも逃した。

  • 黒い雨

    黒い雨

    制作年:

    井伏鱒二のベストセラー小説をもとに、今村昌平監督が原爆被爆者の悲劇を庶民の普通の生活を通して淡々と綴った力作。美しいモノクロームの映像が静かに戦争の真実を映し出す。1945年8月6日、広島。高丸矢須子は瀬戸内海の小舟の上で強烈な閃光を見た。その直後晴れた空はたちまち暗くなり、矢須子は黒い雨を身体中に浴びてしまう。被爆後遺症の村人たちに小沢昭一や三木のり平といったベテラン・コメディアンを配し、悲惨な物語をどこか喜劇的に描いている。矢須子が風呂場で髪をとかし髪が抜け落ちるシーンで、矢須子役の田中好子が浮かべる笑いは衝撃的だ。カンヌ映画祭ではグランプリを本命視されていたが、惜しくも逃した。

  • 豚と軍艦

    制作年:

    社会の下層を生き抜く人間たちの欲望のエネルギーを賛嘆し、かつ笑い飛ばす、ふてぶてしい作風で異彩を放った今村昌平監督初期の秀作。米軍基地に隣接する横須賀を舞台に、チンピラの欣太がヤクザ組織にほんろうされ、機関銃を乱射するに至るさまを、重厚に辛らつに描き出す。美も醜も共々にかみ砕く今村演出の力業は充実のきわみを見せ、いわゆる“重喜劇”のスタイルを本作で確立した。ヤクザ組織の子分・人斬り鉄次役の丹波哲郎が、虚勢ばかり張る小心者を快演。胃病をガンと思いこんで鉄道自殺をはかるが果たせず、保険会社の大看板にしがみつくという抱腹絶倒の名シーンを残した。欣太の恋人役・吉村実子はこれがデビュー作。重要な役どころに捨て身で挑み、清新な演技を見せた。

  • 「エロ事師たち」より 人類学入門

    制作年:

    当時の性風俗にスポットライトを当て、日本人の性をブラックな笑いを交えて描いた人間喜劇。主演の小沢昭一の演技が素晴らしく、主演男優賞を総なめにした。エロ事師・スブやんは、金持ちや斜陽族相手にエロ8ミリを製作・販売しているうちに自分の方はインポになる。エロ8ミリが危なくなった彼は、死んだ愛人に似せたダッチワイフ作りに異常なまでにのめり込んでいく……。ラスト・シーンは仏教思想の影響が見られ暗示的に終わっている。俗世間のエロ事にわが身を捧げ、奥義をきわめて脱俗していく境地。

  • 風船

    制作年:

    大佛次郎の新聞小説を、川島雄三監督が助監督の今村昌平とともに脚色した大人の愛の物語。かつて天才画家としてもてはやされた村上春樹は、今では写真工業会社の社長として成功していた。息子の圭吉は父の会社の部長を務め、久美子という愛人がいたが、圭吉の心が他の女性に傾いたことを知った久美子は自らの命を絶つ。圭吉に絡む3タイプの女を新珠三千代、北原三枝、左幸子が好演。

  • 楢山節考〈1983年〉

    制作年:

    食糧不足のために、長男以外は結婚を認められず、70歳を過ぎた老人は子に背負われて、近くの楢山の頂きに捨てられなければならないという掟がある。山奥の寒村を舞台に、楢山の神様を信じ、捨てられることを神のもとに召されることだと喜び勇んでいる老婆と、母を捨てることに切なさを感じとまどう息子の姿を生類共棲、淘汰の自然観、運命観を込めて描く。1956年の中央公論新人賞に輝く、深沢七郎のデビュー小説の2度目の映画化。老婆役の坂本スミ子が、自らの歯を抜くなどして大熱演、1983年のカンヌ国際映画祭では、大島渚の「戦場のメリークリスマス」と激烈な争いを経て見事グランプリを獲得した。

  • 楢山節考〈1983年〉

    制作年:

    食糧不足のために、長男以外は結婚を認められず、70歳を過ぎた老人は子に背負われて、近くの楢山の頂きに捨てられなければならないという掟がある。山奥の寒村を舞台に、楢山の神様を信じ、捨てられることを神のもとに召されることだと喜び勇んでいる老婆と、母を捨てることに切なさを感じとまどう息子の姿を生類共棲、淘汰の自然観、運命観を込めて描く。1956年の中央公論新人賞に輝く、深沢七郎のデビュー小説の2度目の映画化。老婆役の坂本スミ子が、自らの歯を抜くなどして大熱演、1983年のカンヌ国際映画祭では、大島渚の「戦場のメリークリスマス」と激烈な争いを経て見事グランプリを獲得した。

  • にあんちゃん

    制作年:

    10歳の少女・安本末子の綴り方(=日記)の映画化。昭和28年の春、不景気に覆われた佐賀県の小さな炭鉱町を舞台に、父母のいない4人兄弟が、貧しくてもけなげに生きる姿を描いている。今村監督の演出は重厚なリアリズムで貫かれていて、観客の涙を誘うようなセンチメンタルな描写を回避している。現地ロケをいかして、炭鉱町に生きる人々の姿を鮮やかに捉えている。栄養失調になりながらも明るく元気な末子を演じる前田暁子をはじめ、子役たちの好演も印象深い。今村監督はこの作品で文部大臣賞を受賞したが、このような賞をもらってはいけないと自戒し、「豚と軍艦」を製作したという。

  • にっぽん戦後史 マダムおんぼろの生活

    制作年:

    横須賀のバー“おんぼろ”のマダムに今村監督自らインタビューし、すさまじい女の戦後史を浮き彫りにする。挿入されるニュース映像が効果的。日本の戦後を生きてきた個人の歴史と社会史とを、映像の上でドッキングさせた意欲作。

  • にっぽん戦後史 マダムおんぼろの生活

    制作年:

    横須賀のバー“おんぼろ”のマダムに今村監督自らインタビューし、すさまじい女の戦後史を浮き彫りにする。挿入されるニュース映像が効果的。日本の戦後を生きてきた個人の歴史と社会史とを、映像の上でドッキングさせた意欲作。

  • 競輪上人行状記

    制作年:

    西村昭五郎監督の会心のデビュー作。住職の突然の死で、オンボロ寺を任された男が未亡人への思慕も手伝って、真面目に務めを果たそうとする。ところが未亡人にふられて、ヤケになって競輪に狂い、すべてを失う。最後には競輪の予想屋になって生き抜いていくバイタリティーが、実に爽快だ。

  • 果しなき欲望

    制作年:

    敗戦時、一人の軍医がひそかに埋めた時価6千万円のモルヒネ発掘をめぐって、軍医の旧部下と称する4人の男たちと、今は亡き軍医の妻と称する女が繰り広げる色欲と物欲のドラマ。そこに長門裕之が演じる失業青年が絡み、恋人の浮気を警戒しながらも、自分は妖艶な渡辺美佐子扮する志麻の誘惑に簡単に落ちてしまうところがおかしい。西村晃、小沢昭一など今村作品ではおなじみの芝居巧者が、作品を盛り立てている。今村監督はこの欲にとりつかれた亡者たちが自滅していく様を、粘り気のあるエネルギッシュな演出で描く。

  • 果しなき欲望

    制作年:

    敗戦時、一人の軍医がひそかに埋めた時価6千万円のモルヒネ発掘をめぐって、軍医の旧部下と称する4人の男たちと、今は亡き軍医の妻と称する女が繰り広げる色欲と物欲のドラマ。そこに長門裕之が演じる失業青年が絡み、恋人の浮気を警戒しながらも、自分は妖艶な渡辺美佐子扮する志麻の誘惑に簡単に落ちてしまうところがおかしい。西村晃、小沢昭一など今村作品ではおなじみの芝居巧者が、作品を盛り立てている。今村監督はこの欲にとりつかれた亡者たちが自滅していく様を、粘り気のあるエネルギッシュな演出で描く。

  • 盗まれた欲情

    制作年:

    今東光原作の『テント劇場』を、今村昌平が第1回監督作品として映画化した風俗ドラマ。大阪は河内地方のドサまわり一座。大学出の文芸部員・岡田信吉は小難しい理論をたてにこの世界に飛び込んできたが、理想と現実のギャップはあまりにも大きかった……。今村昌平の演出には、新人にみられがちな緊張がみじんもみられず、ひとクセもふたクセもありそうな連中がのさばる、この人間のごった煮のような風俗ドラマを完璧に仕切り、すでに大家の風格さえ漂わせている。特に大騒ぎで村を去っていく旅役者の一座が画面狭しとひしめくラストシーンには、今村昌平の持ち味である土着のバイタリティーが見事に表われている。DVDは「今村昌平 日活作品全集(1)」に収録。

  • にあんちゃん

    制作年:

    10歳の少女・安本末子の綴り方(=日記)の映画化。昭和28年の春、不景気に覆われた佐賀県の小さな炭鉱町を舞台に、父母のいない4人兄弟が、貧しくてもけなげに生きる姿を描いている。今村監督の演出は重厚なリアリズムで貫かれていて、観客の涙を誘うようなセンチメンタルな描写を回避している。現地ロケをいかして、炭鉱町に生きる人々の姿を鮮やかに捉えている。栄養失調になりながらも明るく元気な末子を演じる前田暁子をはじめ、子役たちの好演も印象深い。今村監督はこの作品で文部大臣賞を受賞したが、このような賞をもらってはいけないと自戒し、「豚と軍艦」を製作したという。

  • 西銀座駅前

    制作年:

    「盗まれた欲情」でデビューした今村昌平の第2作。人気絶頂のフランク永井の歌にのせて、男の弱さと女の強さが浮き上がる。女房に頭の上がらない薬局の主人が、浮気に走って失敗するまでの絶望的状況を、コメディ・タッチで描く。今村流・人間悲喜劇の初期作品。DVDは「今村昌平 日活作品全集(1)」に収録。

  • ロスト・メモリーズ

    制作年:

    【“日本のソウル“でテロ勃発 “if“の歴史を描くSF活劇】 もし、伊藤博文が安重根に暗殺されていなかったら…? という“if“を発展させ、日本に支配された韓国という歴史設定の下、近未来を舞台に展開する衝撃のSFアクション。2009年、東京、大阪に次ぐ“日本第三の巨大都市“ソウル。あるテロ事件を捜査することになったJBI(日本捜査局)の親友同士が、その真相によって引き裂かれる様を凝視する。

  • 西銀座駅前

    制作年:

    「盗まれた欲情」でデビューした今村昌平の第2作。人気絶頂のフランク永井の歌にのせて、男の弱さと女の強さが浮き上がる。女房に頭の上がらない薬局の主人が、浮気に走って失敗するまでの絶望的状況を、コメディ・タッチで描く。今村流・人間悲喜劇の初期作品。DVDは「今村昌平 日活作品全集(1)」に収録。

  • 西銀座駅前

    制作年:

    「盗まれた欲情」でデビューした今村昌平の第2作。人気絶頂のフランク永井の歌にのせて、男の弱さと女の強さが浮き上がる。女房に頭の上がらない薬局の主人が、浮気に走って失敗するまでの絶望的状況を、コメディ・タッチで描く。今村流・人間悲喜劇の初期作品。DVDは「今村昌平 日活作品全集(1)」に収録。

  • にっぽん昆虫記

    制作年:

    東北生まれの女性の生命力に満ちた半生記を、エネルギッシュに描いた今村昌平の代表作。とめは大正7年、東北の農家で父・忠次と母・えんの娘として生まれた。23歳になったとめは、製紙工場で働くようになり、地主の本田家に無理矢理“足入れ婚”をさせられる。とめはそこで信子を生み、家を出た。上京したとめは、米軍基地ハウスのメイドや売春宿の女中となり、次第に客を取るように。やがて、コールガール組織のマダムとなって、田舎から娘の信子を呼び寄せる。売春罪で捕らわれたとめが出所すると、信子は母親のパトロンだった男の情婦になっていた……。戦中戦後を生き抜く女たちの生態を、昆虫観察の残酷さで見つめ抜く無類のリアリズム。とめの心情として時折、挿入される素っ頓狂な和歌が実に効果的で、日本的土着に根ざした庶民観を讃嘆と嫌悪こもごもにつかみ出す、懐の深い力作となった。

  • にっぽん昆虫記

    制作年:

    東北生まれの女性の生命力に満ちた半生記を、エネルギッシュに描いた今村昌平の代表作。とめは大正7年、東北の農家で父・忠次と母・えんの娘として生まれた。23歳になったとめは、製紙工場で働くようになり、地主の本田家に無理矢理“足入れ婚”をさせられる。とめはそこで信子を生み、家を出た。上京したとめは、米軍基地ハウスのメイドや売春宿の女中となり、次第に客を取るように。やがて、コールガール組織のマダムとなって、田舎から娘の信子を呼び寄せる。売春罪で捕らわれたとめが出所すると、信子は母親のパトロンだった男の情婦になっていた……。戦中戦後を生き抜く女たちの生態を、昆虫観察の残酷さで見つめ抜く無類のリアリズム。とめの心情として時折、挿入される素っ頓狂な和歌が実に効果的で、日本的土着に根ざした庶民観を讃嘆と嫌悪こもごもにつかみ出す、懐の深い力作となった。

  • 赤い殺意〈1964年〉

    制作年:

    封建的なところがあった頃の東北を舞台に、古い因習の重圧に苦しむ小心な女が、ある事件を契機に強い女へと変わっていくさまをどっしりと描いた今村映画の真骨頂。「にあんちゃん」が文部省推薦になり、あまりの恥ずかしさにもっと“まじめな”ものを作ろうと企画したというのがいかにも今村らしい。古い家族制度の中でいちばん下におかれ、いつもビクビクしながら生活している貞子。小心な大学職員の夫が留守の夜、眠っていた彼女は強盗に犯された。一度は死のうと思った貞子だが、なかなか死ねずにあきらめる。その後も強盗はやってきて関係を持つうちに、本気で貞子を愛するようになる。心臓を病む強盗は、最初は暴力で犯したのに、やがて哀願に変わる。貞子は強盗に殺意を抱くが、自分が手を下す前に男は病死。そして強くなった彼女は家族の中で主婦の座を確立するのだった……。地味な題材を暗くせずに、女性の心奥に隠れているバイタリティーさ、生命力の噴出を描いて、今村節が冴えわたる重喜劇。

  • 赤い殺意〈1964年〉

    制作年:

    封建的なところがあった頃の東北を舞台に、古い因習の重圧に苦しむ小心な女が、ある事件を契機に強い女へと変わっていくさまをどっしりと描いた今村映画の真骨頂。「にあんちゃん」が文部省推薦になり、あまりの恥ずかしさにもっと“まじめな”ものを作ろうと企画したというのがいかにも今村らしい。古い家族制度の中でいちばん下におかれ、いつもビクビクしながら生活している貞子。小心な大学職員の夫が留守の夜、眠っていた彼女は強盗に犯された。一度は死のうと思った貞子だが、なかなか死ねずにあきらめる。その後も強盗はやってきて関係を持つうちに、本気で貞子を愛するようになる。心臓を病む強盗は、最初は暴力で犯したのに、やがて哀願に変わる。貞子は強盗に殺意を抱くが、自分が手を下す前に男は病死。そして強くなった彼女は家族の中で主婦の座を確立するのだった……。地味な題材を暗くせずに、女性の心奥に隠れているバイタリティーさ、生命力の噴出を描いて、今村節が冴えわたる重喜劇。

  • ええじゃないか

    制作年:

    慶応2年、突然日本各地に起こった、欲求不満を踊りに爆発させながら“伊勢まいり”に向かうという“ええじゃないか”騒動。今村監督は、この下層庶民騒動をクライマックスに、江戸の歓楽街・両国に集う種々雑多な人間たちの群像ドラマを描こうとしている。弾圧する側に女たちが尻をまくってみせるシーンが話題になった。

  • 「エロ事師たち」より 人類学入門

    制作年:

    当時の性風俗にスポットライトを当て、日本人の性をブラックな笑いを交えて描いた人間喜劇。主演の小沢昭一の演技が素晴らしく、主演男優賞を総なめにした。エロ事師・スブやんは、金持ちや斜陽族相手にエロ8ミリを製作・販売しているうちに自分の方はインポになる。エロ8ミリが危なくなった彼は、死んだ愛人に似せたダッチワイフ作りに異常なまでにのめり込んでいく……。ラスト・シーンは仏教思想の影響が見られ暗示的に終わっている。俗世間のエロ事にわが身を捧げ、奥義をきわめて脱俗していく境地。

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