人物情報

ベニチオ・デル・トロ Benicio Del Toro

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    生年月日
    1967/2/19
    出身地
    プエルトリコ/サントゥルセ

スティーヴン・ソダーバーグ監督の「トラフィック」( )でオスカーを受賞し、南米系俳優の希望の星となったカリスマ的な実力派男優。 祖父・両親が弁護士という恵まれた家庭で育つ。2歳上の兄は現在、NYで内科医をしている。9歳の時、肝炎で母を失うという大きな悲しみを経験した。空想力豊かな少年時代を過ごしたが、学校ではトラブルメイカーだったとか。継母と折り合いが悪かった彼は、13歳の時に米ペンシルバニア州マーサーズバーグの寄宿学校に入学。学生時代はバスケットボールとロックに熱中したという。カリフォルニア大学で経営学を学ぶが、後に専門を演劇に変更。演じることに次第にのめりこんでいった彼は、本格的に役者の道に進むため、家業とも言える弁護士になることを願っていた家族の反対を押し切り、大学を中退してNYに渡った。やがて名門ステラ・アドラー演劇学校の奨学生に選ばれるという幸運をつかむ。87年に人気TVシリーズ「マイアミ・バイス」にゲスト出演。舞台では主役級役者として頭角を現し、88年には「ピーウィー・ハーマンの空飛ぶサーカス」で映画デビュー。サーカスの犬役だったが…。続く「 7/消されたライセンス」(89)には殺し屋として登場。プエルトリコ系で、おまけに、ガンを飛ばしているような苦みばしったその面構えのせいで、その後も悪役が続くが、やがて俳優として大きな転機を迎える作品に出会う。それが、ブライアン・シンガー監督の「ユージュアル・サスペクツ」(95)だ。ある凶悪事件の容疑者の一人としてキレた演技を見せ強烈な印象を残した彼は、インディペンデント・スピリット賞で助演男優賞を受賞。翌年の「バスキア」では実在の画家ジャン=ミシェル・バスキアの幼馴染みを演じて、同賞を2年連続で受賞する快挙を成し遂げ、注目される存在となった。ラテンの大リーガー役で登場したスリラー「ザ・ファン」(96)、クールなギャング役で男っぷりを見せつけた「フューネラル」(96)、アリシア・シルヴァーストーンの恋の相手を演じた「エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち」(97)ではナント、ラブコメにも挑戦。ジョニー・デップと共演したテリー・ギリアム監督の「ラスベガスをやっつけろ」(98)では体重を約2 キロも増やし、でっぷりと太った下品なヤク中のサモア人弁護士を怪演。ギャンブラーの宝石泥棒役で登場したガイ・リッチー監督の「スナッチ」( )、ライアン・フィリップとの異色コンビが意外にハマっていた「誘拐犯」( )に続いて出演した「トラフィック」で、麻薬王と対決させられるメキシコ州警察の捜査官役で圧倒的な存在感を主張し、アカデミー助演男優賞をはじめ、数々の映画賞に輝き、ついにトップスターの仲間入りを果たした。プエルトリカンとしてはリタ・モレノ、ホセ・フェレールに続くオスカー受賞者となった。翌年の「プレッジ」( 1)では知的障害のあるアメリカ原住民という難役をこなし、「ハンテッド」( 3)では元特殊部隊の兵士で、狂気の殺人鬼と化した男役で曲者パワーを炸裂。そして「21グラム」( 3)で、信心深く慎ましく暮らしているにも関わらず、残酷な運命にさらされる男役で哀愁に満ちた名演を見せ、再びオスカーにノミネート、ベネチア国際映画祭では男優賞を受賞した。4 歳を目前にして、今後もますます油の乗った演技を見せてくれるに違いない。フランク・ミラーのコミックを原作としたアクション・スリラー「シン・シティ」( 5)では、酒と名声に溺れ、女たちを痛めつける悪徳刑事を嬉々として演じている。 私生活では、「エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち」で共演したアリシア・シルヴァーストーン、キアラ・マストロヤンニ、クレア・フォーラニら女優と交際、「インディアン・ランナー」(91)でも共演したイタリアの美人女優ヴァレリア・ゴリノとは婚約までしたが破局。一時はスカーレット・ヨハンソンとも噂になったが、現在は、サラ・フォスターと付き合っているらしい。


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