人物情報

ジャック・ニコルソン Jack Nicholson

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    生年月日
    1939/4/22
    出身地
    アメリカ/ニュー・ジャージー州

ギラギラした怪異な風貌を活かし、狂気スレスレの演技でトップスターの地位に登りつめた、ハリウッドを代表する名優。本名はジョン・ジョセフ・ニコルソン。父親はイタリア人で母親はアイリッシュ。幼少の頃にアル中の父親が家を出、母親だと信じていた祖母に育てられる。母親のことは姉だと聞かせられていたそうで、38歳になってからマスコミのリポートで初めて事実を知ったという。高校卒業後、MGMのアニメ部門でメッセンジャーボーイをしていたが、その傍らで演技を学び、58年に犯罪スリラー「The Cry Baby Killer」の不良青年役でいきなりの主役級デビューを果たした。6 年に「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」に出演してから、B級映画の帝王ロジャー・コーマン監督に映画制作のノウハウを徹底的に叩き込まれる。その後、出演・監督・製作・脚本で多くのB級映画に関わるが、俳優として転機となったのは69年、「イージー・ライダー」に出演してから。ギャラの安さに引き受ける者がいなかったため回ってきた役だが、いきなりオスカーにノミネートされ、[%デニス・ホッパー%]と[%ピーター・フォンダ%]と共に一躍アメリカン・ニュー・シネマの旗手として脚光を浴びた。翌年主演を果たした「ファイブ・イージー・ピーセス」でもアカデミー主演男優賞にノミネート、マイク・ニコルズ監督作「愛の狩人」(71)でも絶賛された彼は、ホッパーとフォンダがその後、様々な問題で低迷期を迎えたのに対し、スランプもなく順調にキャリアを重ね、現在までオスカーにノミネートされること12回という、名実共にスターダムの頂点を極めた。他のノミネート作は、「さらば冬のかもめ」(73)、「チャイナタウン」(74)、「カッコーの巣の上で」(75)、「レッズ」(81)、「愛と追憶の日々」(83)、「女と男の名誉」(85)、「黄昏に燃えて」(87)、「ア・フュー・グッドメン」(92)、「恋愛小説家」(97)、「アバウト・シュミット」( 2)で、権力に対して空しい闘いを試みる精神病患者を演じたミロス・フォアマン監督作「カッコーの巣の上で」と、性格の歪んだ作家を演じた「恋愛小説家」で主演男優賞受賞。「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(81)、「心みだれて」(86)、「イーストウィックの魔女たち」(87)などで、意外なセクシーさを発揮した彼だが、不気味なホテルで精神を狂わせてゆく「シャイニング」(8 )では、ただでさえ怖い顔が一層怖く、エキセントリックな演技が加速。ジョーカーを演じた「バットマン」(89)や「ウルフ」(94)ではメイクものにも挑戦するが、一番怖いのは素顔なのだから皮肉だ。少女殺人犯を追う定年退職した刑事を熱演した[%ショーン・ペン%]監督作「プレッジ」( 1)でも、彼が誰よりも変質者に見えたのだからイタい。しかし、「アバウト・シュミット」( 2)では平凡極まりない男を演じて5年ぶりにオスカーにノミネート、ゴールデン・グローブ賞ほか、各映画賞に輝いた。“平凡”を演じることが、ずば抜けた演技派の彼の新たなステップとなるかと思われたが、「N.Y.式ハッピー・セラピー」( 3)では“怒り抑制”セラピスト役で余裕の怪演。初老の男女の恋愛を描いた「恋愛適齢期」( 3)では若い美女好きなプレイボーイという自己パロディ的な役を、恐怖の生尻も晒して熱演している。「インファナル・アフェア」のハリウッド・リメイク「ディパーテッド」( 6)にも出演。オリジナルではエリック・ツァンが演じたギャングのボス役で登場した。変わり者で怖い顔でも女性にはモテモテの彼。17年もの間、女優[%アンジェリカ・ヒューストン%]と交際してきたが、ニコルソンの浮気で9 年に破局。99年からは31歳年下の[%ララ・フリン・ボイル%]が恋人で、別れたと言われながらもつかず離れずの状態。62年に結婚して68年に別れた女優の元妻サンドラ・ナイトとの間に「ホッファ」(92)でデビューした娘ジェニファーをもうけている。また、[%アンジェリカ・ヒューストン%]との別離の原因となった女優レベッカ・ブルサールとの間には2児、 1年の1年間だけ同棲したデンマーク人スーパーモデル、ウィニー・ホルマンとの間にも娘が誕生している。


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