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<アカデミー賞>史上初の大波乱で幕を閉じる 政治的発言は予想より少ない授賞式に

映画

大パプニングが起きた、第89回アカデミー賞作品賞発表
大パプニングが起きた、第89回アカデミー賞作品賞発表Aaron Poole/(C)A.M.P.A.S.

 なんというハプニング!
 
 ほぼ予想どおりに進んだ今年のアカデミー賞は、最後の2分に、とんでもない展開が待ち受けていた。作品賞のプレゼンターは、ウォーレン・ビーティとフェイ・ダナウェイ。彼らが読み上げたのは、世間が予測していたとおり『ラ・ラ・ランド』。だが、『ラ・ラ・ランド』の人々が舞台に上がり、授賞スピーチを始めた途端、実は読み間違えで、受賞したのが『ムーンライト』だったとわかる。それから舞台に上がった『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督らに、混乱した感じがあったのは否めない。過去89年のアカデミー賞の歴史で、こんなことが起こったのは初めてだ。

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 13部門14のノミネーションを受けていた『ラ・ラ・ランド』は、結局、監督、主演女優、作曲、歌曲、撮影、美術の6部門で受賞。『ムーンライト』は、作品、脚色、助演男優の3部門での受賞となった。
 
 最後までケイシー・アフレック(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』)かデンゼル・ワシントン(『Fences(原題)』)かと予測が分かれた主演男優部門は、結局、アフレックという結果に。また、外国語映画部門は、トランプの入国禁止令への抗議を示したいということも後押ししてか、イランのアスガー・ファルハディの『セールスマン』が受賞した。
 
 だが、それ以外は、意外なほどに政治的発言が少なかった。ホストのジミー・キンメルは、オープニングスピーチなどで多少ブラックなジョークを言ったが、先月末の映画俳優組合賞授賞式が最初から最後まで反トランプ演説のオンパレードだったことと比べれば、信じられないくらいお行儀よく終わっている。
 
 授賞式前の調査では、トランプ支持者の6割が、「スピーチが反トランプになったらチャンネルを変える」と答えていたという。この程度であれば、アメリカのどまんなかにいるトランプ派の人も、最後まで番組を見ていたのではないだろうか。

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