『ミッション：インポッシブル』『007』『キングスマン』…全世界を虜にするスパイ映画
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トム・クルーズが伝説的スパイ、イーサン・ハントを演じる『ミッション：インポッシブル』シリーズの最新作『ミッション：インポッシブル／フォールアウト』が8月3日からついに日本で公開される。50年以上の歴史を誇る『007』シリーズや、マット・デイモン主演の『ボーン・アイデンティティー』、そして『ミッション：インポッシブル』シリーズなど、映画の人気ジャンルとして確立されたスパイ映画。『ミッション：インポッシブル』最新作の公開を記念して、映画ファンにもおなじみの人気作を一挙に紹介していく。
【写真】トム・クルーズの登場に熱狂！『ミッション：インポッシブル／フォールアウト』ジャパンプレミアの様子
スパイ映画の金字塔とも言えるのが、イギリスの秘密情報部「MI6」に所属するジェームズ・ボンドの活躍を描く『007』シリーズ（1962年～）だ。ボンドには、任務遂行中は自らの一存で容疑者を殺害しても不問にされる殺人許可証が与えられており、銃や格闘をメインにしたアクションシーンや諜報活動が描かれている。1962年に記念すべき1作目『007ドクター・ノオ』が公開され、これまで合計24作品が製作されている。2019年の10月には最新作『ボンド25（仮題）』のイギリス公開が予定されており、その人気は衰えるどころかますます熱を帯びている。
スパイ映画の変化球として衝撃を与えたのが『ボーン・アイデンティティー』（2003）。記憶を失った男ジェイソン・ボーン（マット・デイモン）が、組織から命を狙われながらも、自らの体が覚えている戦闘術を頼りに自分の正体を探しだすという設定は、既存のスパイ映画にサスペンスの要素が融合した異色作。日本では、同日公開の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を抑え、2週連続で1位を獲得するほどの大ヒットを記録。『ボーン・スプレマシー』（2004）、『ボーン・アルティメイタム』（2007）など合計5作品が製作され、マッド・デイモンの代表作の一つとしても有名な作品になっている。
1960年代の人気TVシリーズ『0011 ナポレオン・ソロ』をガイ・リッチー監督が、今まで見たことのないゴージャスなスパイ作品として映画化したのが『コードネーム U.N.C.L.E.』。本作で主人公のナポレオン・ソロを演じたヘンリー・カヴィルは、『ミッション：インポッシブル』最新作でもCIAエージェント役で登場。イーサン・ハントの前に立ちはだかる男としてさらに貫禄を増した姿を見せている。
どの国にも属さない世界最強のスパイ機関「キングスマン」の活躍と、キングスマンのスパイになる道を選んだ青年エグジー（タロン・エガートン）の成長を強烈なユーモアと常識をぶっ飛ばす過激アクション満載で描いたのが『キングスマン』シリーズ（2014～）。『キック・アス』でコメディとハードなアクション描写を両立させたマシュー・ヴォーン監督の演出が冴える。
そして、ハリウッドのトップを走り続けるトム・クルーズが初めて映画プロデューサーを務め、制作が開始されたスパイ映画が『ミッション：インポッシブル』シリーズ（1996～）だ。1作目の公開から20年以上経つ現在では、世界累計興収が3000億円に達し、シリーズの平均興収を見ても前述の『007』シリーズの約2.7億ドルと比べ、『ミッション』シリーズは約5.5億ドルを記録しており、他を寄せつけず名実ともにトップの人気ぶりを誇っている。トムが生身で演じる驚愕のアクションと、スパイ映画らしい騙し騙されるストーリー展開が融合した、すべての要素が詰まったスパイ映画の最高峰だ。
トムが生身で演じるアクションの数々が世界中のファンを驚かせている『ミッション：インポッシブル』シリーズ 最新作でも驚愕のアクションを披露している （C）2018 Paramount Pictures．All rights reserved．
日本より一足早く、7月27日から全米で公開された最新作『フォールアウト』は、オープニング興収6150万ドル（約68億円）を記録し、初登場No.1を獲得。さらに、世界30ヵ国で初登場No.1を獲得するなど、これまでの作品の記録を塗り替えシリーズ史上最高のスタートを切っており、今後の展開にますます注目が集まっていくだろう。
映画『ミッション：インポッシブル／フォールアウト』は8月3日より全国公開。
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