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『3年A組』社会現象的ヒットへ導いた3つの理由

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菅田将暉
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 最終回の平均視聴率が番組最高となる15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)。俳優陣のエモーショナルな演技と巧みなシナリオが話題となり、初回から高視聴率をキープした本作。このドラマが社会現象ともいえる大ヒットを記録した要因を3つのキーワードから分析したい。

【写真】菅田将暉&永野芽郁ほか『3年A組』オフショット集

■若手実力派オールキャストが集結

 本作が放送前から高い関心を寄せられていたのは、間違いなく若手実力派俳優が大挙出演するという“オールスターキャスト”に由来するだろう。主演の菅田将暉がゴールデン・プライム帯の連続ドラマで初の単独主演を務めたのをはじめ、永野芽郁が朝の連続テレビ小説『半分、青い。』終了から半年も空けずにヒロイン役に抜てきされたのも話題となった。さらに生徒役には川栄李奈、今田美桜、福原遥、堀田真由、片寄涼太らを招集。さらに放送中には富田望生や森七菜といったネクストブレイク女優にも脚光が当たり、視聴者がスター誕生の醍醐味(だいごみ)を味わったことも見逃せない。

■武藤将吾による巧みな脚本、名ゼリフの数々

 豪華なキャスティングによって集まったドラマへの注目を、継続的な高視聴率へ結びつけたのは武藤将吾による“見事な脚本”だ。武藤は、2013年の櫻井翔主演ドラマ『家族ゲーム』のシナリオを担当し、2017年には『仮面ライダービルド』も手がけた人気脚本家。武藤は『3年A組』のエピソード全10話を事件発生から終結までの10日間として構成し、ストーリーが進行するごとに新たな謎が提示される、巧みなストーリーテリングで視聴者の興味を高め続けた。

 また主人公・柊一颯(菅田)が各エピソードで生徒たちにおくった名言の数々も見る者にインパクトを与え、最終回では動画の生配信というシチュエーションを使って視聴者に直接「もっと人に優しくなろうぜ! もっと自分を大事にしようぜ!」と語りかけるなど野心的な表現にも挑戦。武藤によるシナリオが、ドラマの大ヒットに寄与したことは否定しようがない。

■SNSを最大限に活用、作品のテーマにも

 本作を語る上で“SNSの活用”にも触れないわけにはいかない。ドラマの公式ツイッターアカウントのフォロワーは28万3000人(3月12日時点)を超え、日本テレビのプライム帯のドラマで歴代1位のフォロワー数を記録。さらにフォロワー数48万人を突破した公式インスタグラムでは、撮影中のオフショットを随時投稿して注目を集めた。また劇中には「マインドボイス」と呼ばれる架空のSNSも登場。その中で現実のSNSの問題点を描いたり、菅田の過去作を連想させる小ネタを盛り込んだりとさまざまな仕掛けも施された。

 オールスターキャストの熱演と脚本がかみ合い、SNSでその拡散力を発揮した『3年A組』。2019年は始まったばかりだが、この作品が今年を代表するドラマになったことは間違いない。(文:スズキヒロシ)

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