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嵐が丘〈1988年〉

【解説/みどころ】
1986年の「人間の約束」で13年ぶりに映画界に復帰し、国内外で高い評価を得た吉田喜重監督が30年来あたためてきた企画を実現。エミリー・ブロンテの原作を、鎌倉・室町期の時代劇に翻案。能を思わせる役者の振付けや、極端に簡素に作られたセットなど独特の空間を生み出した。火の神を知る呪われた一族の娘・絹と、下人・鬼丸とのめぐり逢いを端として、一族の崩壊につながる狂気の恋愛が始まる。絹は鬼丸を愛しながらも分家へ嫁いでゆき、鬼丸を地獄へともに連れていくと誓いながら死ぬ。鬼丸は絹の墓をあばき、腐りはじめた死体をかき抱く……。“詩人ランボーの詩を思わせる”と評された一大巨編。


キャスト
松田優作田中裕子
スタッフ
監督: 吉田喜重
上映時間・制作年
133分/1988年
制作国
日本
配給
セゾングループ


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