レア・セドゥ主演『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』圧倒的映像美と狂おしい官能の予告解禁

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公開日：2022/7/4 12:00

【動画】大人のラブロマンスが匂い立つ『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』予告編

　本作は、長編デビュー作『私の20世紀』（1989）で第42回カンヌ国際映画祭カメラ・ドールを受賞、その後『心と体と』（2018）で第67回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したハンガリーの鬼才イルディゴー・エニェディ監督最新作。1920年のマルタ共和国を舞台に、出会った日に結婚した夫婦が織りなす官能的で切ない愛の物語となっており、第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。

　主演は、第66回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作『アデル、ブルーは熱い色』（2013）で大胆な演技を披露し話題を呼んだほか、『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』（2021）、『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』（2021）での好演も記憶に新しいレア・セドゥ。共演は『グッバイ・ゴダール！』（2017）や『SAINT LAURENT サンローラン』（2014）のルイ・ガレル。

　予告編は、長く船長を勤めていたヤコブ（ハイス・ナバー）が、友人と入ったマルタ共和国のカフェで「この店に最初に入ってきた女性と結婚する」と賭けるところから始まる。カフェに入ってきたリジー（レア・セドゥ）を見初めたヤコブは、リジーのもとへ駆け寄ると、突如「私の妻に」とプロポーズ。彼を静かに見上げたリジーはタバコを片手に「ヒドい男ね」と言い放つが、「で、式はいつにする？」とプロポーズを承諾する。

　結婚後幸せな生活を送る中、船海するため度々家を空けるヤコブにリジーは「心配しないで、消えたりしないわ」とほほ笑む。そして長い航海の後家に戻ると、2人は寂しさを埋めるかのように激しく求め合う。そんな中ヤコブは、リジーが友人のデダン（ルイ・ガレル）に見せる嬉しそうな表情から、彼らの仲を怪しむようになる。

　「陸の仕事を探すよ」と決意するが、すでにデダンへの嫉妬にさいなまれ妻からの愛を疑い始めていたヤコブは、リジーへ冷たくあたる。「人生を変えたいと思ったが、終わりだ」と言うヤコブに、リジーは「変わったのはあなたよ。愛していないと思った？」と切ない表情で問いかけるが…。
　
　果たして、愛に迷う2人の結末は。1920年当時の美しい衣装に身を包んだレア・セドゥの小悪魔的な表情も印象的な、大人のラブロマンスが匂い立つ予告編となっている。

　映画『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』は、8月12日より全国公開。