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『007』新作は少なくとも2024年以降に 次期ボンド候補も上がっていない

映画

『007』次のボンドはまだ検討していない(※『007 スペクター』の場面写真)
『007』次のボンドはまだ検討していない(※『007 スペクター』の場面写真)(C)AFLO

 ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの最後の作品『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が昨年公開され、ひと段落ついた同シリーズ。次なるボンド役俳優に注目が集まる中、次回作は少なくとも2年後以降、現段階ではボンド候補も挙がっていないと、プロデューサーが明かした。

【写真】次なるボンドは誰だ!「ボンド候補」フォトギャラリー

 本シリーズを長く手掛けるプロデューサー、バーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンが英国映画協会からフェローシップに選ばれ、ロンドンにて記念イベントが開催された。エンターテイメントサイトのDeadlineが、ダニエルの後任について質問すると、「誰も候補に挙がっていません」と答えたそうだ。

 「ボンドをこれからどうするか、話し合っているところです。脚本はありませんし、次のボンドについてどうアプローチしていくかが決まらない限り、何も動けません。なぜなら、ボンドを一から作り直すことになるからです。彼が何者なのかをはじめから作り直しています。撮影は少なくとも2年後になるでしょう」とコメントしたという。

 ダニエルから引き継ぐ第7代目のボンドには、イドリス・エルバから、『ブリジャートン家』のレジ=ジーン・ペイジまで、これまで実に多くの俳優たちの名前が挙がっては消えてきた。『ノー・タイム・トゥ・ダイ』のプレスツアー中、バーバラ・ブロッコリは2022年までは次期ボンドについて検討を始めないと語っていたが、より長く待つことになりそうだ。

 Varietyによると、彼女は今年はじめにも、ボンドのキャスティングについて答え、「大きな決断です」「ただの配役ではありません。作品の方向性について、再考することに他ならないからです」と話していたという。

 なお、歴代ボンドを振り返ると、第5代目ティモシー・ダルトンの最後の作品『007/消されたライセンス』から、第6代目ボンド、ピアース・ブロスナンのデビュー作『ゴールデンアイ』までは6年、ピアース・ブロスナンの最後の作品『007/ダイ・アナザー・デイ』(2002)から、ダニエルの第一作目『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)までは4年の間が開いていた。

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