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執念と狂気のストップモーションアニメ『マッドゴッド』、“ゴッドハンド”が生み出した地底に蠢くクリーチャーたちを紹介

映画

映画『マッドゴッド』場面写真(アサシン)
映画『マッドゴッド』場面写真(アサシン)(C)2021 Tippett Studio

 “特殊効果の神”ことフィル・ティペットによるストップモーションアニメ『マッドゴッド』より、ティペットの“ゴッドハンド”により生み出された、地底ディストピアに棲むクリーチャーたちの紹介動画と写真が解禁された。

【動画】『マッドゴッド』キャラクター紹介動画

 『スター・ウォーズ』『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』シリーズなど、誰もが知る名作の特殊効果を手掛け、アカデミー賞を2度受賞、その後のSF作品に多大な影響を与えた巨匠フィル・ティペット。本作は、ティペットが30年の制作期間をかけ執念で完成させたストップモーションアニメで、地獄のディストピアを巡るダークファンタジーだ。

 人類最後の男に派遣され、地下深くの荒廃した暗黒世界に降りて行った孤高のアサシンは、無残な化け物たちの巣窟と化したこの世の終わりを目撃する―。

 フィル・ティペットは、『スター・ウォーズ』シリーズをジョージ・ルーカスとともに作り上げた特殊効果チーム、インダストリアル・ライト&マジック社(ILM)に所属する天才たちの一人。1977年公開の第一作では、有名なモンスターチェスのシーンのストップモーションを担当した。その後も同シリーズで、ナメクジのような姿を持つ銀河で最も強大なギャングのひとり「ジャバ・ザ・ハット」や、氷の惑星でルークやソロを乗せたトカゲ型の生物「トーントーン」、帝国軍の四脚歩行型兵器「AT‐ATウォーカー」といった人気クリーチャーやメカたちを生み出し、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)では、ILMクリーチャー部門主任としてアカデミー賞視覚効果賞(特別業績賞) を受賞した。

 『スター・ウォーズ』以降のSFブームに乗って才能を発揮していったティペットは、ポール・ヴァーホーヴェン監督とのタッグで、『ロボコップ』(1987)の愛嬌ある殺戮ロボット「ED‐209」、『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997)の昆虫型生命体バグズなどを手掛け、その地位を確かなものに。しかし、業界が本格的にCGへと移行するきっかけとなったスティーヴン・スピルバーグ監督作『ジュラシック・パーク』(1993)で、当初担当するはずだった恐竜模型が不採用となってしまい、失意の底に落ちる。それでも最終的に、動物の動作や振る舞いを熟知していたティペットは、同作で50の恐竜のアニメーションを監修することになり、デジタルで生み出したリアリスティックな恐竜たちに見事に息を吹き込むことに成功。再びアカデミー賞で特殊視覚効果賞を受賞した。

 このたび本作より、そんなティペットの“ゴッドハンド”により生み出された、地底ディストピアに棲むクリーチャーたちの紹介動画と写真を解禁。ティペットの潜在意識から溢れ出したのは、かつて誰も見たことのない暗黒世界。荒廃した地底深くで蠢くクリーチャーたちは、グロテスクだがどこかユーモラスだ。

 紹介されるクリーチャーは7体。ガスマスクと時限爆弾を装備し、地底世界に降りてきた主人公「アサシン/THE ASSASSIN」。剥き出しの大きな歯がチャームポイントで、出刃包丁を振り回す「シー・イット/SHE‐IT」。ドラム缶の中に生息し獲物に罠を仕掛ける、シー・イットの天敵「クリープ/THE CREEP」。大量生産される労働者で、列車やローラーに轢かれたり、業火に焼かれたりする「シットマン/SHITMEN」。

 さらに、ある場所から産まれ出た赤ちゃん「ミートボール/MEATBALL」。ペストマスクと黒装束をまとい、浮遊する錬金術師「アルケミスト/ALCHEMIST」。そして、多種のペットを飼っている残忍な小人「インプ/THE IMP」という計7体のキャラクターが、ノスタルジックなムード漂う音楽と共に動画で映し出されている。

 映画『マッドゴッド』は12月2日より全国順次公開。

映画『マッドゴッド』キャラクター紹介動画

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