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窪塚洋介主演『Sin Clock』、悲哀や怒りなどが入り乱れる窪塚の新規場面写真解禁

映画

映画『Sin Clock』場面写真
映画『Sin Clock』場面写真(C)2022 映画「Sin Clock」製作委員会

関連 :

窪塚洋介

坂口涼太郎

葵揚

橋本マナミ

長田庄平

般若

螢雪次朗

 窪塚洋介が主演する映画『Sin Clock(シンクロック)』より、窪塚演じる“人生どん底のタクシードライバー”高木シンジの新規場面写真5点が一挙解禁された。

【写真】空を仰ぎ、哀愁漂う高木シンジ(窪塚)

 本作は、最低の人生を生きる男たちが、思いもよらぬ偶然の連鎖に導かれ、たった一晩の人生逆転計画へ挑む様をスリリングに描くサスペンス・ノワール。窪塚にとって邦画では『同じ月を見ている』(2005年)以来、18年ぶりの長編映画単独主演作となる。

 主演の窪塚洋介は、どん底の人生からの一発逆転を目指すタクシードライバー・高木シンジ役を独特の色気匂い立つ唯一無二の存在感で表現。高木とともに絵画強奪計画を画策する同僚ドライバー・番場役と坂口役に、坂口涼太郎と葵揚。その他、橋本マナミ、田丸麻紀、長田庄平(チョコレートプラネット)、藤井誠士、風太郎、螢雪次朗や、人気ラッパーの般若、Jin Doggら多彩なジャンルから個性豊かなキャストが集結した。

 監督・脚本を務めるのは、ヒューストン国際映画祭短編部門ゴールド賞を受賞した『japing』(2014年)、ニース国際映画祭で新人監督賞受賞に輝いた長編第1作『唾と蜜』(2018年)など、国内外で高い評価を得る新鋭・牧賢治監督。自身によるオリジナル脚本での商業映画デビュー作となる。

 窪塚演じるシンジは社会からも家族からも見放され、ようやくありついたタクシードライバーの仕事でもストレスと不満をため込む、まさにどん底に生きる男。やがてシンジは最低の人生をたった一夜で変えようと、一発逆転を賭け、同僚ドライバーたちとともに巨額の黒いカネが絡む「幻の絵画」強奪計画に挑んでいく。

 解禁された場面写真には、そんなシンジの社会から爪はじきにされた“持たざる者”の「悲哀」と周囲への「怒り」、なんとかして現状を変えようとする「覚悟」、そして、窪塚自身の年齢と重なる等身大の中年男性を演じながらもあふれ出る「色気」など、あらゆる感情を巧みに観客の想像を超えて表現する俳優・窪塚洋介の魅力が大爆発となっている。

 仕事終わりの夜道、くたびれたジャージ姿で空を仰ぎ見るカットからは、あらゆる運やチャンスから見放された“持たざる者”の得も言われぬ哀愁が漂う。別れた妻のもとで暮らす息子と久方ぶりの再開を果たしたシーンでは、愛情深い父親として優しげな表情を浮かべ、彼もまたかつては守るべきものを持つ市井の人であったことをナチュラルに表現。警官から理不尽な取り締まりを受けた際のシーンを捉えたカットでは、強権を振りかざす“持つ者”への今にもはぜそうな強い怒りが、赤いパトランプで照らされたその険しい表情からひしひしと感じとることができる。

 「このままじゃ終われない」と、たった一夜での人生逆転計画に賭ける覚悟が読み取れるのが、絵画強奪計画を実行中の様子を収めたカット。「幻の絵画」につながる情報を手に入れるべく、スタイリッシュなスーツに身を包み別人になりすまして無機質なビルのエントランスを行く姿、そして火の消えたタバコを片手に、強奪計画に関して闇社会の人間とキワキワの交渉に臨む際の緊張感漂う横顔からは、「もう後戻りはできないし、しない」男の固い決意と、本作の予測不能の物語展開をうかがい知ることができる。

 映画『Sin Clock』は、2月10日より新宿ピカデリーほかにて公開。

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