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生田斗真主演『渇水』、宮世琉弥、吉澤健、柴田理恵ら追加キャストが発表&予告映像解禁

映画

 生田斗真が主演する映画『渇水』より、予告映像と本ビジュアルが解禁。また追加キャストとして、宮世琉弥、吉澤健、篠原篤、柴田理恵、森下能幸、田中要次、大鶴義丹の出演が発表された。

【動画】向井秀徳、書き下ろし主題歌「渇水」が流れる最新予告

 河林満の同名小説を、映画監督・白石和彌の初プロデュースにより刊行から30年の時を経て映画化した本作。主演の生田は、水道料金を滞納する家庭の水を日々止めて回る業務に就く水道局員の主人公・岩切俊作が、心の渇きにもがきながらも“生の希望”を取り戻していくという難しい役どころを体現した。さらに門脇麦、磯村勇斗、尾野真千子らが脇を固める。監督は高橋正弥。

 予告映像は、「督促の期限を過ぎましたので、停水を執行します」と、主人公・岩切俊作(生田)と同僚の木田拓次(磯村)が水道料金を滞納する伏見(宮藤官九郎)の家を訪れ、水道を停止する場面から始まる。「町中カラッカラだってのに弱いものいじめというか…」と疑問を呈す木田に対し、「支払いが滞れば水道を止める、払えば開ける、俺たちにできるのはそれだけだ」と、規則にのっとり粛々と業務を遂行する岩切の“渇ききった日常”が映し出される。

 そんなある日、岩切はたった二人で家に残された幼い姉妹(山崎七海、柚穂)に出会う。葛藤を抱えながらも「規則だから」と水道を止める岩切だったが、その姉妹が厳しい生活を強いられていく様子を目の当たりにすることになる。

 姉妹の母親である有希(門脇)に「それでも親か?」と投げかける岩切だったが、「あんたの家族は幸せなの?」と返され言葉を失う。妻と幼い息子との関係に問題を抱えていた。「このままじゃダメなんだよ」と苦悶の表情で叫ぶ岩切。この渇いた世界で、岩切が葛藤の末たどり着く結末とは―?「大雨降らせてやろうな、カラッカラの町に」という最後の言葉が意味するものとは―?

 予告編前半には向井秀徳が書き下ろした主題歌「渇水」も印象深く登場する。向井は「人間は常に苛立っている。絶望している。そうなのか。そうではない。そうではないはずだ、と、この映画は俺に問いかけている。そんなことを思いながら『渇水』という曲を作りました」と、作品に通じた楽曲の仕上がりを振り返った。

 本ビジュアルでは、“渇いた世界に、希望の雨は降るのか――。”というコピーとともに、主人公・岩切が大雨に打たれる姿が大きく映し出されている。希望なのか、はたして絶望なのか、雨を全身で受け止める岩切の表情、そして岩切を取り巻く登場人物たちの姿も印象的なビジュアルとなっている。

 今回発表された追加キャストは7人。水道料金滞納者・今西を宮世琉弥、同じく水道料金滞納者・坂上を吉澤健、有希の”今度の人” 大林を篠原篤、小出家の近隣住民・竹内を柴田理恵、熱帯魚店店長・石川を森下能幸、スーパーマーケット店長・細川を田中要次、岩切が関わることになる加東刑事を大鶴義丹が、それぞれ演じる。

 映画『渇水』は、6月2日より全国公開。

映画『渇水』60秒本予告

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