ポール・シュレイダー×マーティン・スコセッシが再タッグ！ オスカー・アイザック主演スリラー『カード・カウンター』予告編
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ポール・シュレイダーが監督・脚本、マーティン・スコセッシが製作総指揮を務めるオスカー・アイザック主演映画『カード・カウンター』（6月16日公開）より、日本版予告編と場面写真6点が解禁された。
【写真】オスカー・アイザックがミステリアスな主人公を色気たっぷりに演じる 映画『カード・カウンター』日本版予告編
マーティン・スコセッシが監督、ポール・シュレイダーが脚本を務めた名作『タクシードライバー』（1976）。本作は、それから45年、スコセッシとシュレイダーが再びタッグを組み、消すことのできない過去の罪への償いと、いまだ罰されぬ悪人への怒りに引き裂かれるギャンブラーの“復讐と贖罪”を通し、矛盾と怒りに満ちた現代社会を描き出すスリラーだ。
主演のオスカー・アイザックがミステリアスな主人公を色気たっぷりに演じ、脇を固めるティファニー・ハディッシュ、タイ・シェリダン、ウィレム・デフォーも強い印象を残す演技を披露している。第78回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、多くの批評家が2021年のベストリストに選出。映画好きで知られるオバマ元米大統領も高く評価した。
ウィリアム・テル（オスカー・アイザック）は、風変わりなギャンブラー。米国軍刑務所で10年間服役し、独学で「カード・カウンティング」と呼ばれるカードゲームの勝率を上げる裏技を学んだ彼は、「小さく賭けて小さく勝つ」をモットーに目立たず、匿名でいることを好んでいた。
ある日、ウィリアムはギャンブル・ブローカーのラ・リンダ（ティファニー・ハディッシュ）と出会い、大金が稼げるというポーカーの世界大会への参加を持ちかけられる。さらにその直後、二人の男と遭遇。一人は、かつて上等兵だった自分に“消えない罪”を背負わせた男ジョン・ゴード（ウィレム・デフォー）、もう一人はウィリアムにゴードへの復讐を持ちかける若者カーク（タイ・シェリダン）だった。ラ・リンダとカークとの運命的な出会いによって、謎につつまれたウィリアムの人生が徐々に明らかとなり、人生を賭けた復讐と贖罪のゲームの終章が幕を開ける―。
日本版予告編は、モーテルの家具を白い布で全て覆う主人公ウィリアム・テルの奇妙な日常から幕を開ける。彼は刑務所に収監されている間に習得したカード・カウンティングの技術を駆使し、ギャンブラーとしてカジノを渡り歩いていたが、「過去の行いが作った重荷は永遠に取り除けない」と語り、出所後も罪への意識から禁欲的な生活を自身に課し過ごしていた。しかしある日、偶然に出会ったカークと名乗る青年に、かつて自分に罪を被せた男への復讐を持ち掛けられたことで運命の歯車が動き出す。
映像には、華やかだがどこか物寂しさを感じさせるカジノの景色や、モノクロの映像で差し込まれたウィリアムの忌々しい過去、「あなたが過去に何をしてても構わない」と告げるギャンブル・ブローカーのラ・リンダとのロマンスを予感させるやりとり、ネオンの光が鮮やかな場面など印象的なシーンが次々と映し出されていく。
そのほか、オスカー・アイザック演じるウィリアムが無表情で迷いなく拷問行為を行う姿や、刑務所で口に血をにじませながら相対する男を挑発する姿など狂気を放つ様子も。果たして「理性を失ったプレイヤーは暴走する。誰だってそうなる可能性はある」と語る、彼が最後に選ぶ運命とは。豪華製作陣＆キャストが集結した本作への期待が高まる、重厚な映像に仕上がっている。
場面写真は6点。ウィリアム・テル（オスカー）の人生を狂わせた元上官ジョン・ゴード少佐（ウィレム）の姿や、カーク（タイ）が自分の連絡先をテルに渡すまさに運命が動き出す瞬間、ラ・リンダ（ティファニー）からのデートの誘いを断りモーテルの部屋で一人机に向かうテルの姿などが切り取られている。
映画『カード・カウンター』は、6月16日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほかにて全国順次公開。
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