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全員まともじゃない圧巻の“北野”バイオレンス! 映画『首』ファイナル予告解禁

映画

映画『首』メインカット
映画『首』メインカット(C)2023KADOKAWA (C)T.N GON Co.,Ltd

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北野武

ビートたけし

西島秀俊

加瀬亮

浅野忠信

大森南朋

中村獅童

木村祐一

遠藤憲一

桐谷健太

小林薫

岸部一徳

 北野武監督最新作『首』より、圧巻の“北野”バイオレンスがさく裂するファイナル予告が解禁された。

【動画】戦国の世を生きる狂人たちによる、血で血を洗う仁義なき戦い! 映画『首』ファイナル予告

 本作は、北野監督が初期の代表作の1本『ソナチネ』と同時期に構想し、30年もの長きに渡って温め続けていた戦国スペクタクル映画。巨匠・黒澤明が生前「北野くんがこれを撮れば、『七人の侍』と並ぶ傑作が生まれるはず」と期待していた念願の企画の映画化だ。“本能寺の変”が、戦国武将や忍、芸人や百姓といった多彩な人物の野望や裏切り、運命とともに描かれ、キレ味抜群のバイオレンスと笑いをはじめとした北野ワールドのエッセンスが全開する。

 天下統一を掲げる織田信長は、毛利軍、武田軍、上杉軍、京都の寺社勢力と激しい戦いを繰り広げていたが、その最中、信長の家臣・荒木村重が反乱を起こし姿を消す。信長は羽柴秀吉、明智光秀ら家臣を一堂に集め、自身の跡目相続を餌に村重の捜索を命じる。

 秀吉の弟・秀長、軍司・黒田官兵衛の策で捕らえられた村重は光秀に引き渡されるが、光秀はなぜか村重を殺さず匿(かくま)う。村重の行方が分からず苛立つ信長は、思いもよらない方向へ疑いの目を向け始める。だが、それはすべて仕組まれた罠だった。果たして黒幕は誰なのか。権力争いの行方は。史実を根底から覆す波乱の展開が、“本能寺の変”に向かって動き出す―。

 この野心作に、豪華&異色のキャストが集結。北野武自らが“本能寺の変”を策略する羽柴秀吉を飄々(ひょうひょう)と演じ、織田信長に複雑な感情を抱く明智光秀を西島秀俊が演じる。加瀬亮が狂乱の天下人・織田信長を怪演し、浅野忠信と大森南朋も秀吉を支える軍師・黒田官兵衛と弟の羽柴秀長をユーモアたっぷりに演じ切る。さらに、中村獅童が秀吉に憧れる百姓・難波茂助を演じ北野組に初参戦を果たす。そのほか、木村祐一、遠藤憲一、桐谷健太、小林薫、岸部一徳らが歴史上の重要人物に独自のキャラクターでなりきっている。

 このたび、北野映画の真髄とも言える、容赦ないバイオレンス描写を凝縮したファイナル予告映像が解禁。ビートたけし演じる羽柴秀吉の「さっさと死ねよ!」という叫びで幕を開け、「威風堂々」の壮大な音楽にのせて、男たちが次々と血祭りに上げられていく。

 大義もなければ、情けもない、善人もいなければヒーローも存在しないこの『首』の世界で、ただ己の欲望のまま動く狂人たち。天下人である織田信長の“首”を巡る戦いで、武将、百姓、芸人と身分の違う男たちが“成り上がるべく”調略し、容赦なく邪魔者を消していく様はまさに、本作のコピーである“狂ってやがる”の一言だ。これまでの時代劇で描かれてきた常識が一切通用しない作品であることが伝わってくる。

 そして最後は、羽柴秀吉の「どうせお前、死ぬけどな」という、狂人ぞろいの登場人物全員の“死”を予感させるような一言が。何が起こるかわからない、誰が死ぬのかわかない、誰も観たことがない欲望渦巻く戦国エンタテイメントに期待が高まる予告となっている。

 映画『首』は11月23日より全国公開。

映画『首』ファイナル予告

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