まさに地獄絵図！ 世紀の問題作『食人族』まさかのブルーレイ化決定
映画
悪名高きイタリアの奇才ルッジェロ・デオダート監督が、カニバリズムに正面から挑戦した世紀の問題作『食人族』。80年代、日本でも話題を集めた猟奇系モキュメンタリー映画が製作35周年記念HDリマスター究極版として初のブルーレイで発売されることがわかった。
【関連】『食人族』フォトギャラリー
1983年に日本で公開された本作は、地獄絵図のような光景が満載のホラー映画。衝撃スクープ映像を捏造すべく、悪魔のような蛮行を繰り返す撮影隊の末路を冷徹なリアリズムで描写。文明の皮を剥ぎ取って人間の恥部を容赦なくえぐり出した。また、ドキュメンタリーに見せかけたフィクションという方法は、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』をはじめ幾多の作品に大きな影響を与え、現代のメディアリテラシーにも一石を投じた。
男女4人のアメリカ人ドキュメンタリー撮影班が、緑の魔境が広がるアマゾン奥地を探検中に消息を絶つ。人跡未到のジャングルに派遣された捜索隊は、数々の奇習が残る食人族の村で、無残にも白骨化した彼らの遺体を発見する。持ち帰った遺品フィルムを上映すると、そこには想像を絶する血塗られた記録が刻まれていた…。
特典映像として、デオダート監督のほか、フランチェスカ・チアルディ、ロバート・カーマン、カール・ヨークら出演者のインタビューやメイキング映像、DVD未収録の削除シーンや各種予告編、フォトギャラリーなどを収録している。発売日は11月3日。価格は5700円（税込）。
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