アメコミ、クールジャパン要素満載！ ダークファンタジー『ロスト・ガール』上陸
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日本でも人気のダークファンタジー系海外ドラマ『GRIMM／グリム』『スーパーナチュラル』に続き、視聴率が悪ければ、即打ち切りとなるアメリカのテレビ業界にてシーズン5まで制作されている注目作『ロスト・ガール』。このジャンルで人気の高い作品は、男性主人公の作品が多いなか、女性主人公の本作のどういった点がウケ、人気を博したのか。
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物語の主人公はボウ。彼女はキスやセックスで生気を吸い、命を奪ってしまう特殊能力を持っていた。なぜ人間の自分がこのような力を？と感じていたボウは、自分が人間ではなく、“フェイ”という太古から生存する進化形生物だと知る。フェイ、そして己の運命の秘密を探ろうと、フェイが多く暮らす街で私立探偵業をスタートさせるが…。
本作の最大の魅力は、何と言ってもキャラクターだ。主人公のボウは、生気を吸うだけでなく、意のままに人を操り、肉弾戦も得意と、並の男性では太刀打ちできない強さを誇り、その美貌も別格とあって、男女問わず彼女に惚れてしまう。
それゆえ、複雑な三角関係や四角関係も登場する本格ラブロマンスは必見！ そんなボウの妖艶ぶりに華を添えるのが、彼女を取り巻く美男美女の仲間たちだ。刑事としてフェイと人間の事件を捜査するかたわら、ボウを愛し、彼女に生気を与えている狼人間のダイソン、詐欺や泥棒業で生計を立てていたが、ボウに命を助けられたのをきっかけに、彼女の相棒となった人間のケンジーなど、一筋縄ではいかない彼らが、悪のフェイと戦うボウをサポートし、命に代えてでもボウを守ろうとする。その信頼関係もそうだが、仲間同士が友情を紡いでいく姿にも感動を覚えるだろう。
そして、王道のダークファンタジーでありながら、多くの要素を含んでいるのも特筆すべき点だ。例えば、オープニングでは、これまでの物語を振り返る際、実写からコミック風の映像に一転、アメコミの世界観をほうふつとさせ、ボウのアクションシーンは、アキレス腱や膝の裏といった急所を突いてから止めを刺すこともあり、まるでモンスターを狩るゲームのよう！さらに、日本の妖怪カッパがフェイとして登場したり、ボウが着物風のガウンを羽織っていたりと、日本文化もチラホラ垣間見える。ゲームに、アメコミに、日本文化にと、色々な角度から楽しめる『ロスト・ガール』は、基本的に1話完結スタイルなので、まずは気軽に見始めてほしい。止まらなくなること請け合いだ。
ダークファンタジー海外ドラマ『ロスト・ガール』シーズン1は2月3日、シーズン2は3月23日DVD発売。
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