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多部未華子、3ヵ月の特訓経て美声披露 『あやしい彼女』本格歌唱シーン解禁

映画

『あやしい彼女』多部未華子、苦手意識を克服し本格歌唱シーンに挑戦
『あやしい彼女』多部未華子、苦手意識を克服し本格歌唱シーンに挑戦(C)2016「あやカノ」製作委員会(C)2014 CJ E&M CORPORATION

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水田伸生

 多部未華子が“見た目20歳、中身73歳”という難役に挑む最新作『あやしい彼女』の見せ場である本格熱唱シーン映像が遂に解禁となった。この映像は、歌に強い苦手意識を持っていたという多部が、多忙なスケジュールの中で3ヵ月もの音楽特訓を行い、撮影に臨んだというシーンである。

【関連】『あやしい彼女』多部未華子の歌唱シーン<フォトギャラリー>

 本作は、毒舌・皮肉屋・頑固と三拍子の揃った73歳の節子が、ある日突然20歳の姿に若返ってしまったことから巻き起こる爆笑と感動の物語。笑い、人間ドラマ、そして音楽に重きを置いており、「見上げてごらん夜の星を」「真赤な太陽」「悲しくてやりきれない」など、世代を超えて心を震わせる60年代の名曲たちが登場して作品を盛り立てる。

 多部が今回演じるのは、若返っても言葉遣いが古臭く、おせっかいで、口も悪い…しかし天性の歌声で周囲の人々を魅了していく節子…という役どころ。抜擢理由のひとつは、本作でメガホンを取る水田伸生監督が、たまたま観劇した舞台『キレイ~神様と待ち合わせした女~2014』で多部の生歌を聴き、「彼女ならいける」と太鼓判を押したことだ。

 しかし、多部自身は歌に強い苦手意識を持っていたため、撮影前に3ヵ月もの音楽特訓を敢行し、劇中歌プロデュースとして楽曲アレンジを手掛けた音楽プロデューサー・小林武史に「まるで別人のようになっている」と評されるほどに成長。今回解禁された映像では、ザ・フォーク・クルセイダーズの「悲しくてやりきれない」のカバーを披露しており、節子が自身の人生を重ね合わせ歌う姿と、歌への苦手意識などみじんも感じさせない多部の力強くも切ない歌声は、現場スタッフだけでなく、観る人の心にも沁みわたる。

 『あやしい彼女』は、4月1日より全国ロードショー。

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