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男二人が “喋るだけ” ってアリ!? バディムービーの新時代到来

映画

映画『セトウツミ』場面写真
映画『セトウツミ』場面写真(C)此元和津也(別冊少年チャンピオン)2013  (C)2016映画「セトウツミ」製作委員会

 シニカルな「会話」の面白さだけで読者を魅了する傑作コミックを映画化した『セトウツミ』が7月に全国公開となる。本作は関西の男子高生の2人が喋るだけという、異色のバディームービー。一口にバディムービーと言っても、作品によってコンビの関係性は様々だ。そこで、本作を含めた数あるバディムービーの中から、カテゴリー別にピックアップした作品を一挙ご紹介。

【関連】『セトウツミ』場面写真<フォトギャラリー>

 バディームービーの王道と言えば、テレビドラマで絶大な人気を誇った『相棒』シリーズ。劇場版3作とスピンオフ映画2作が公開されており、劇場版1作目は東京のフルマラソン大会が舞台で、3万人のランナーと15万人の観衆を人質に取る大規模テロ計画に対し、2人の刑事、杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が事件解決に悪戦苦闘する。2人の信頼関係や汗握る展開に胸が熱くなる。

 ロバート・デ・ニーロ、チャールズ・グローディンが出演する80年代の映画『ミッドナイト・ラン』は、追う者と追われる者、立場が真逆の2人が展開する凸凹バディームービー。元警官の賞金稼ぎジャック・ウォルシュと、マフィアの金を慈善事業に寄付して多額の賞金首となった会計士ジョナサン・マデューカスが、FBIやマフィア、ライバルの賞金稼ぎに行く手を阻まれる。一緒に困難を乗り越えていく2人の間には、なぜか友情のようなものが芽生える。

 そして人間とぬいぐるみの友情を描いたのが異種バディームービーが『テッド』だ。いじめられっこで孤独な少年ジョンはクリスマスプレゼントに貰ったテディベアのテッドと本当の友達になりたいと神様に祈りを捧げる。するとテッドに魂が宿り、唯一無二の親友に。大人になった2人がお下品発言を連発しつつも、見せる友情が美しい。

 一方で『セトウツミ』はこれまであげた作品とは違い、明確なカタルシスが感じられない。常にクールなインテリメガネ、内海(池松壮亮)とおしゃべりなお調子者、瀬戸(菅田将暉)がただ「喋る」だけ。ケンカも、部活もない75分間。次世代バディーに注目だ。

 映画『セトウツミ』は7月2日(土)より新宿ピカデリー他全国公開。

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