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宝塚・珠城りょう、『雨に唄えば』で月組の“勢い”さらにアピール

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宝塚歌劇 月組 ミュージカル『雨に唄えば』制作発表会に登場した、左から美弥るりか、珠城りょう
宝塚歌劇 月組 ミュージカル『雨に唄えば』制作発表会に登場した、左から美弥るりか、珠城りょう クランクイン!

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珠城りょう

美弥るりか

 宝塚歌劇 月組公演 ミュージカル『雨に唄えば』の制作発表会が19日都内にて行われ、月組トップスターの珠城りょうと、美弥るりかが登壇した。現在宝塚歌劇の中でも「特に勢いがある」と評判の月組だが、本作の上演にあたり珠城は「『まだまだこんなものじゃないぞ』という舞台を作っていければと思います」と力強く語った。

【写真】宝塚歌劇 月組 TBS赤坂ACTシアター公演 ミュージカル『雨に唄えば』制作発表会フォトギャラリー

 1952年に製作されたミュージカル映画『雨に唄えば』をもとに、ロンドン、ブロードウェイでミュージカル化。宝塚歌劇では2003年の日生劇場公演にて安蘭けい、2008年の梅田芸術劇場公演にて大和悠河主演で上演され、今回10年ぶりに登場する。サイレント映画がトーキーへと移り変わる1920年代のハリウッドを舞台に描く、明るく陽気なミュージカル・コメディとなっている。

 過去の上演作を資料映像で見たという珠城は、「とても明るく、かつ、そこで生きている人々の苦労や葛藤も描かれていて、最後は心が温まるハッピーな作品。見てくださる方に元気や夢、希望を与えられると思います」と魅力を語った。

 2016年にトップスターに就任した珠城。以来、「若く元気な役をいただくことが多かった」というが、今回の作品では「周りをつつみ込む空気だったり、相手役のキャシー(美園さくら)をつつみ込む優しさ、大きさ、温かさを表現していきたい」と意気込む。

 また美弥は「作品の軸を大事にしつつ、今の月組にしか出せない新しいエッセンスを加えられたらいいなと思います」と抱負を語った。

 会見ではお互いの魅力を問われた二人。珠城は美弥に対し、「役によって全然違うアプローチをされる方で、そして繊細」と語った。月組最新作の『カンパニー‐努力、情熱、そして仲間たち‐』(宝塚大劇場で12日まで上演され、30日から東京宝塚劇場で上演)では、「毎回その時生まれる空気感が違い、毎回毎回を新鮮に作っていける。日々、一緒に演じていることが素直に楽しい」と絶賛。

 一方美弥は珠城に対し、「りょうちゃんの魅力は、誰もが納得する存在の大きさ、オーラ、そして大劇場の広い空間をつつみ込む温かさがあります。それは彼女のまっすぐな人間性から生まれるもの。最近は誠実さだけでなく、『BADDY‐悪党は月からやって来る‐』(月組最新作)で悪い男の魅力も開花して、さらにかっこよくなりました」とやはり絶賛し、お互い大いに照れていた。

 宝塚歌劇 月組公演 ミュージカル『雨に唄えば』は、6月16日から7月4日まで東京・TBS赤坂ACTシアターにて上演。

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