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『西郷どん』21話、吉之助に召還命令 愛加那との別れが近づき…

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『西郷どん』第21回「別れの唄」
『西郷どん』第21回「別れの唄」(C)NHK

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青木崇高

NHK大河ドラマ

 NHK大河ドラマ『西郷どん』、今週放送の第21話「別れの唄」では、吉之助(鈴木亮平)が奄美大島に来て2年、愛加那(二階堂ふみ)との間に男子が生まれる。だが政局が動いていく中、薩摩では吉之助を求める声が高まり、そして…。鈴木は「演じることが、とってもきつい回でした。すべてのシーンがただただ切なくて、切なくて…」と21話について語っている。

【写真】『西郷どん』第21話フォトギャラリー

 吉之助は生まれた子どもに菊太郎と名づけようとするが、龍佐民(柄本明)は、いつか薩摩に戻る吉之助の子供は菊次郎とすべきと説得する。

 その頃、薩摩の国父・島津久光(青木崇高)のもとで頭角を現した大久保一蔵(瑛太)の尽力により、吉之助に召還命令が下る。愛加那に別れを切り出せない吉之助。一方、愛加那はもう一人子を授かっていることを知る…。

 鈴木は「物語のカギを握るのは、『朝花節(あさばなぶし)』という島唄です。すべてがこの歌に始まり、この歌に終わる…。あふれんばかりの感情を、感じていただきたいです」と語る。

 先週放送の第20話「正助の黒い石」は、吉之助が愛加那と島で生きていくことを決意した中、主に吉之助がいない薩摩の出来事を中心に描かれた。島津斉興(鹿賀丈史)が亡くなり、久光は国父として藩の権力を握ることに。大久保正助(瑛太)は久光の信頼を得ていく。薩摩の武士たちの間では、脱藩し幕府に抵抗しようという機運が高まるが、久光は暴発を抑えるために志士たちの前に現れ「忠義を尽くしてほしい」と訴え一度は収まる。しかし正助は“精忠組”の過激派から、久光への密告者と疑われる。だが薩摩の今後、この国の将来についての思いを語る正助。そして「西郷吉之助がなくてはならん」との思いを皆と共有する。そんなとき、井伊直弼(佐野史郎)が襲われ桜田門外で命を落とす、という内容だった。

 NHK大河ドラマ『西郷どん』第21話「別れの唄」は、NHK BSプレミアムにて6月3日18時、総合テレビにて20時放送。

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