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波瑠、台湾との共同制作ドラマに主演 台湾新幹線プロジェクトの軌跡描く

エンタメ

 女優の波瑠が主演を務め、台湾新幹線プロジェクトの軌跡を描くドラマ『路(ルウ)~台湾エクスプレス~』が、NHK総合にて2020年5月に放送されることが決まった。NHKと台湾のテレビ局PTS(公共電視台)の共同制作。

【写真】主演を務める「波瑠」

 作家・吉田修一の小説『路』をドラマ化する本作は、台湾新幹線プロジェクトの軌跡を縦糸に、日本人と台湾人のあたたかな心の絆を描く。波瑠が演じる主人公・春香は、台湾新幹線の完成を目指して働きながらも、思い出の台湾人男性を探し続ける。その台湾人青年エリックを演じるのは、アイドルグループ・飛輪海(フェイルンハイ)のメンバーとして一世を風靡したあと、実力派俳優として活躍中の炎亞綸(アーロン)。他のキャストには、日本側から井浦新、寺脇康文、高橋長英、台湾側から邵雨薇(シャオ・ユーウェイ)、楊烈(ヤン・リエ)、林美秀(リン・メイシュウ)らが決まっている。脚本は田渕久美子が務める。

 1999年の仕事納めの日、東京の商社・大井物産社内が大歓声に沸いた。台湾高速鉄道の車両システムの優先交渉権を日本の新幹線が大逆転で獲得したのだ。入社4年目の商社社員・多田春香(波瑠)は台湾への出向が決まった。春香には大学時代、初めて台湾を訪れた夏の切ない思い出があった。エリック(アーロン)という名の台湾人青年と偶然出会い、たった1日だけ台北を案内してもらったが、その後連絡が取れなくなってしまったのだ。何とかエリックを探し出そうとしたがかなわなかった春香は、彼への思いを封印する。あれから6年。二度と台湾へ行かないと心に決めていた春香だったが、台湾新幹線建設チームの一員として、再びその地を踏むことになる。

 日台共同制作ドラマ『路(ルウ)~台湾エクスプレス~』は、NHK総合にて2020年5月放送予定。全3回。

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