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B・カンバーバッチ&C・ファース出演、全編ワンカット映画『1917』予告解禁

映画

 サム・メンデス監督の最新作『1917 命をかけた伝令』が2020年2月14日より全国公開されることが決定。予告編とポスタービジュアルが解禁された。

【写真】「ベネディクト・カンバーバッチ」フォトギャラリー

 本作は、第1次世界大戦を舞台に、若きイギリス兵スコフィールドとブレイクの2人が、最前線にいる仲間1600人の命を救うべく、一刻も早く重要な伝令を届けるため、さまざまな危険が待ち受ける敵の陣地に身を投じ、駆け抜け、立ち向かう物語。若きイギリス兵にはジョージ・マッケイ、ディーン・チャールズ=チャップマンとフレッシュな英国俳優を抜てきし、ベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース、マーク・ストロングら英国を代表する実力派俳優が脇を固める。

 10月のNYコミコンでメイキング映像が発表されるや、屋外ロケでワンカット撮影という驚くべき方法で制作されたことで話題をさらった本作。メンデス監督によると、観客が主人公たちと同じ戦場に置かれ、緊迫感と兵士たちの不安や動揺などの心情に共感し、本作に没入してもらうべく選んだ究極の手法だったという。同監督は「完璧に途切れなく物語を描くために、全てにおいて秒単位で計算されるなど緻密な調整をした」「特にリハーサルについては、今までの過去のどの作品よりも時間を費やした」と話し、「自身のキャリアにおいて、最もエキサイティングな仕事だった」と自信をのぞかせていた。

 予告編は、突如敵機が向かってくる映像から始まる。「君たちの任務は“伝令”だ」と伝えられる若き兵士たち。「仲間を救いたければ、命の限り急ぐんだ」というカンバーバッチ演じる上官の言葉に駆り立てられるように、戦地を急ぐ2人。敵の襲撃、スナイパーとのにらみ合い、闇を照らす照明弾、沼地や塹壕(ざんごう)を抜け激流へのダイブと、ワンカットで主人公たちに肉薄し続けるカメラの映像が、臨場感だけでなく、あたかも一緒に戦場にいるようなリアルなドラマを伝えてくる。ラストでの銃弾が飛び交い、兵士たちが入り乱れる戦場を、ただひたすら走り続ける主人公の姿は、まさに見ている者も一緒に走り続けてきたかのような感覚にさせる。

 ポスタービジュアルでは、大きく切り抜かれた「1917」のタイトルの中に、朝日なのか夕日なのか、光に向かって走って行く2人の兵士の後ろ姿が見え隠れしている。「走れ。」のコピーが示す通り、走り続けなければいけない彼らの運命が写し出されている。

 映画『1917 命をかけた伝令』は2020年2月14日より全国公開。

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