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『風の電話』、ベルリン国際映画祭で国際審査員特別賞受賞! モトーラ世理奈から喜びのコメント

映画

『風の電話』、第70回ベルリン国際映画祭で国際審査員特別賞を受賞
『風の電話』、第70回ベルリン国際映画祭で国際審査員特別賞を受賞(C)2020 映画「⾵の電話」製作委員会

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 モデルで女優のモトーラ世理奈が主演を務める諏訪敦彦監督最新作『風の電話』が、第70回ベルリン国際映画祭のジェネレーション部門で国際審査員特別賞を受賞、現地時間28日に授賞式が行われ、日本で受賞の知らせを聞いた諏訪監督とモトーラから喜びのコメントが届いた。

【写真】『風の電話』第70回ベルリン国際映画祭で国際審査員特別賞を受賞

 本作は、岩手県大槌町在住のガーデンデザイナー・佐々木格氏が2011年に自宅の庭に設置し、東日本大震災以降、“天国に繋がる電話”として3万人超の人々が訪れる「風の電話」をモチーフにしたロードムービー。広島から故郷の大槌町へと旅する17歳の高校生ハル(モトーラ)の心情を描写する。

 現地時間23日に行われたプレミア上映では、800席を超える会場が満席の大盛況となり、ジェネレーション部門らしく10代を含めた幅広い年代の観客が集まり、上映が終了すると、観客から3分間を超える拍手喝采が起きた。

 本作が招待されたジェネレーション部門は、「Generation 14plus」と「Generation Kplus」という2つのコンペで構成されており、発掘作品や若者が出演する作品を対象としたもの。本作は「Generation 14plus」での出品となり、諏訪監督作品で、同部門の選出は、2009年の『ユキとニナ』以来2度目。今回、本作は国際審査員による準グランプリにあたる賞(特別表彰)となる「国際審査員特別賞(スペシャル・メンション)」を受賞した。

 審査員からは「我々は穏やかでありながらも壮大なロードムービーに大変心を打たれました。そして、辛いけれど希望のある忘れることのできないラストシーン。この困難な時代に、喪失の空虚さと人と人との繋がりの温かさの両方を共存させることが、これまで以上に重要になってきています。この映画は優雅さと力の両方を持って、見事にそれを成し遂げています」と講評。授賞式には脚本家の狗飼恭子が登壇し、諏訪監督のコメントを代読した。

 受賞の知らせを聞き、諏訪敦彦監督は「東京で受賞の知らせを聞き、とても感動しています。この日本のささやかな祈りを受け止めてくださった審査員の皆さんに感謝します」と感謝の言葉を述べた。続けて「『風の電話』は現実に存在しています。きっと今日も、傷ついた誰かが訪れ、亡くなった大切な人に話しかけていることでしょう。我々を信頼し、この映画の制作を支援していただいた『風の電話』の設置者である佐々木格さんに感謝を送りたいと思います。そして、何よりも、このベルリンの地での初めての上映後、鳴り止まぬ拍手と励ましの声で、まるで家族のようにこの映画が暖かく迎えられた瞬間を私は忘れることができません。映画は観客のものです。ハルと共に旅をしてくれたベルリンの人たち、世界中の傷ついた若者たちに、感謝とともにこの賞をお送りしたいと思います」と語った。

 モトーラ世理奈は「嬉しいです。すごく嬉しいです。諏訪監督に出逢えて、私にとって素敵なことがたくさんです。諏訪監督、ありがとうございます。そして、おめでとうございます」と喜びをコメント。自身も駆けつけたプレミア上映を振り返り、「ベルリン映画祭のプレミア上映で、観客の皆さんが、風の電話に流れている風を、しっかりと感じてくれたんだと実感してとても感動しました。私が演じた、ハルにこれからも世界中の人々の、心の中で旅をし続けてほしいと願っています」とメッセージを寄せた。

 映画『風の電話』は上映中。

映画『風の電話』本予告

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