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今泉力哉監督『街の上で』公開延期でメッセージ「映画のこと、忘れないで」

映画

映画『街の上で』で主演を務める若葉竜也の場面写真
映画『街の上で』で主演を務める若葉竜也の場面写真(C)『街の上で』フィルムパートナーズ

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 5月1日からの公開を予定していた今泉力哉監督最新作『街の上で』が、新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由に公開延期となった。新たな公開日は決まり次第、公式サイト等で発表される予定。公開延期に伴い、4月30日に開催予定だった前夜祭イベント「OVER THE TOWN」も中止となる。

【写真】今泉力哉監督コメント全文

 監督・脚本の今泉監督は「私は延期したくなかった。この映画の興行面や世の中の安全面、観客の健康面を考えたら、当たり前に延期が妥当だ。そんなことはもう少し前からわかっていた。でも、延期することで(しかもいつまでの延期かも見えない中での延期です)、今、手を挙げてくれている劇場のいくつかが公開時に姿を消してしまっているのではないか、というその一点においてのみ、延期がどうしても嫌だった。映画館が潰れてしまう。それが悔しくて、どうしていいかわからない」と苦しい胸の内を吐露。

 そして「今は、公開という形以外にもきっとミニシアターや映画館のためにできることはある気がします。ミニシアター・エイド基金、SaveTheCinemaの署名活動、Save our local cinemasのTシャツ販売、アップリンククラウドによる支援、、、他にも各劇場の支援方法をまとめた入江悠監督のブログなどを参考に、何かしら皆様にも映画館を支援してほしいです」と映画館が存続できるようサポートを呼びかけた。

 さらに今泉監督は「映画『街の上で』の劇中には、下北沢の変わりゆく街並みについて、『変わってもなくなっても、あったってことは事実だから』という台詞があります。でも、なくなったら悲しい。『あった』じゃなくて『ある』の方がいい。変わらないことって、維持することってこんなに大変なことなんだなって本当に思います。今までもこれからもありがとう、ミニシアター。大好きです」とミニシアターへ熱いエール。

 最後は「この映画のこと、忘れないでくださいね。忘れてもいいけど、思い出してくださいね。映画はすでに完成しています。だから、なくならないです。永遠に。映画って残るから。いつか必ず出会えますから。会いに行きますから。会いに来てくださいね。それまで生きましょう。来年もちゃんと年をとりましょうね。ああ、悔しい。悔しいので、公開までの間にもたくさんたくさんみんなのこと楽しませます。宣伝部や配給部と相談して」とメッセージを寄せている。

 本作は、『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』『mellow』『his』と話題作を発表し続ける今泉監督が、共同脚本に漫画家の大橋裕之を迎え、オール下北沢ロケで挑んだ最新作。古着屋に勤め、下北沢界隈を生活圏にしている青年が自主制作映画への出演依頼という“非日常“的な状況に直面する様を、彼が出会う女性たちとのエピソードを絡めて映し出す。主人公の青を演じるのは、『愛がなんだ』で注目を集め、本作が映画初主演となる若葉竜也。女優の穂志もえか、古川琴音、萩原みのり、中田青渚の4人がヒロイン役で出演する。

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