クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

タトゥー除去、元同志からの脅迫…差別主義者が組織からの脱会を決意『SKIN/スキン』予告

映画

 白人至上主義者の組織から脱会しようとした、元レイシストの壮絶な実話を映画化した『SKIN/スキン』より、予告編と新ビジュアルが公開された。

【写真】顔面にタトゥーを刻んだ差別主義者が組織からの脱会を決意『SKIN/スキン』フォトギャラリー

 本作は、2003年に実際に米国で発足したスキンヘッド集団「ヴィンランダーズ」の共同創設者ブライオン・ワイドナーの実話を基につくられた社会派ドラマ。白人至上主義者として生きてきた男の過去との決別、人は生まれ変わることができるのかをテーマに、レイシズムの非道、人間の再生の軌跡、そして彼を支えようとする社会の寛容を鮮烈に描き出す。

 メガホンをとるのは新鋭監督ガイ・ナティーヴ。イスラエル出身でユダヤ人のナティーヴ監督は、過去の自分と決別するため計25回・16カ月に及ぶ過酷なタトゥー除去手術に挑んだブライオンを追ったテレビドキュメンタリー『Erasing Hate』(2011)に感銘を受け、この実話の長編映画製作に強い興味を抱いた。米国で女優として活躍する妻ジェイミー・レイ・ニューマンの助言により、まずは長編のための出資を募ることを目的に短編『SKIN』を製作。2019年アカデミー賞・短編映画賞を受賞したこの短編を足がかりに、夫婦は、物語や設定を一新した同タイトルの長編の製作に取りかかった。

 主人公のブライオン役を映画『リトル・ダンサー』(2000)、『ロケットマン』(2019)のジェイミー・ベル。『パティ・ケイク$』(2017)でラッパーを目指すヒロインを演じ一躍注目を集めた女優ダニエル・マクドナルドが、ブライオンに新たな道を示す女性ジュリーを演じる。そのほか、ビル・キャンプ、ヴェラ・ファーミガらベテランが脇を固める。

 今回解禁された予告編は、ブライオンが差別主義者の組織の一員として「焼き尽くせ!」と叫びながら行進する場面からスタート。そんな増悪と暴力の世界に生きていたブライオンだが、ジュリーや彼女の子供たちと出会い、差別主義者たちの組織から脱会しようと決意。痛みに耐えてタトゥーを除去するシーンや、脱会を許さないかつての同志たちから執ような脅迫、暴力を受けるなど、もがき苦しむ姿が緊迫感あふれる映像で映し出されていく。最後は、「人は、生まれ変わることができるのか。」というキーフレーズで締めくくられている。

 新ビジュアルは、過酷な道を歩むブライオンに、光が差し込むかのように寄り添うジュリーの姿を捉えたもの。ジュリー役のダニエルは、本作に先駆けて制作された短編『SKIN』にも出演。『パティ・ケイク$』での彼女のパフォーマンスに圧倒されたナティーヴ監督は、『SKIN/スキン』にもぜひ出演してほしいと直々に依頼をしたという。ブライオンに愛を教え、優しくも力強い母を演じたダニエルの熱演にも注目だ。

 映画『SKIN/スキン』は5月9日より全国順次公開。

映画『SKIN/スキン』予告編

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る