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菅田将暉、甘く優しい声で“恋の詩”を読み上げる 『マティアス&マキシム』特別映像

映画

映画『マティアス&マキシム』(左から)特別映像で朗読を務める菅田将暉、監督のグザヴィエ・ドラン
映画『マティアス&マキシム』(左から)特別映像で朗読を務める菅田将暉、監督のグザヴィエ・ドラン(C) 2019 9375‐5809 QUEBEC INC a subsidiary of SONS OF MANUAL

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グザヴィエ・ドラン

菅田将暉

 グザヴィエ・ドラン監督の最新作『マティアス&マキシム』より、詩人の最果タヒが本作に寄せた詩を、俳優の菅田将暉が朗読する特別映像が解禁された。

【写真】2人の青年の友情と揺れる恋心を描く『マティアス&マキシム』場面写真

 本作は、第69回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した『たかが世界の終わり』のドラン監督が、キャリア史上初めて手がけた青春ラブストーリー。これまで一貫して描き続けてきた“母と子”というテーマから一新、2人の青年の友情と揺れる恋心に焦点を当てた。ドランは監督に加え、マキシム役で6年ぶりに自作への出演も果たしている。

 特別映像で公開されたのは、最果タヒが本作に寄せて作った『傷痕』と題する詩。触れてみたいけど近づけない、苦しみの中にも喜びがある愛の詩を、劇中シーンの映像に合わせて、菅田が切なく、そして恋しさにあふれた声で朗読している。

 菅田はかねてからドラン監督のファンを公言。以前雑誌のインタビューでは「最近観て、これはすごいなと思ったのがグザヴィエ・ドラン。こんな感性の人がいるんだなって。10代で監督デビューして、自分で衣装も編集もやるし、主演の時もありますよね。衝撃でした」とドランとの出会いを語っている。

■菅田将暉コメント

「傷みに耐えられる心など
ある筈もなく
果てしなく痛々しい
でもその姿が最高に美しい
人間には愛がある
そう教えられた気がします」

■菅田将暉が朗読する詩

『傷痕』 作:最果タヒ
―映画「マティアス&マキシム」に寄せて―

すこしでも触れられたら裂けてしまいそうな傷口が、
ぼくそのものだと気づいている?
きみの前で、ぼくは、
触れられたくてたまらなくなる。
痛みが美しいだなんて言わない、
ぼくはただ、きみを求めていた。
血や、叫びが、ぼくから流れ出して、
ぼくはそれでも、きみの掌に包まれたかった。
傷口が、ひどくさみしい。
誰よりもぼくを深く傷つけるひと、
きみの手はあたたかいと、ぼくは早くきみに言いたい。

 映画『マティアス&マキシム』は9月25日より全国公開。

菅田将暉が切ない恋の詩を朗読 映画『マティアス&マキシム』特別映像

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