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『燃ゆる女の肖像』日本版ビジュアル完成 圧倒的な映像美が伺える新カット7枚解禁

映画

 映画『水の中のつぼみ』などのセリーヌ・シアマ監督によるフランス映画『燃ゆる女の肖像』より、日本版ビジュアルが解禁。併せて、圧倒的な映像美が伺える新たな場面写真7枚が公開された。

【写真】絵画のように美しい『燃ゆる女の肖像』場面写真

 18世紀のフランス・ブルターニュの孤島を舞台に、望まぬ結婚を控える貴族の娘と彼女の肖像を描く女性画家の鮮烈な恋を描く本作。昨年のカンヌ国際映画祭で脚本賞とクィアパルム賞をダブル受賞するなど世界の映画賞で44の賞を受賞。ハリウッド女優シャーリーズ・セロンをはじめさまざまな映画人が絶賛している注目作だ。

 監督は本作で長編映画5作目にして輝かしい受賞歴を誇るセリーヌ・シアマ。マリアンヌ役には、本作でセザール賞にノミネートされたノエミ・メルラン。エロイーズ役は、シアマ監督の元パートナーで、セザール賞を2度受賞しているアデル・エネルが務める。

 完成した日本版ビジュアルは、足元に炎が燃え盛っているエロイーズが暗闇の中に佇みむ姿が印象的なビジュアル。「すべてを、この目に焼き付けた―」というコピーが添えられており、激しいラブストーリーの展開を感じさせる、衝撃的なビジュアルとなっている。

 また、新たに解禁された7枚のビジュアルには、エロイーズとマリアンヌが頬を寄せ合う様子や、2人のドレスのコントラストが印象的なカット、さらに、マリアンヌがエロイーズの肖像画を描き進める様子など、1枚1枚がまるで名画のような美しいシーンが収められている。撮影は、フランス・ブルターニュ地方の孤島に実際に残っていた城を舞台に行われた。

 本作で18世紀を描くことについてシアマ監督は「18世紀末は今日から見ても、非常に話題性のある時代です」と語り、「この時代の女性画家について語られることはまれで、女性全般についてもあまり知られていません。100名ほどの女性画家が成功をおさめ、キャリアを築き上げていました。その多くが、有名美術館の所蔵品となっているものの、歴史には名を残していません。この忘れ去られた女性画家たちの作品を発見した時、とても興奮しましたが、同時に悲しみも感じました。完全なる匿名性を運命づけられた作品に対する悲しみです」とコメントしている。

 なお、9月25日より発売されるムビチケカードには、特典として特製ポストカードが2枚セットでプレゼントされる。

 映画『燃ゆる女の肖像』は12月4日より全国順次公開。

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