木村拓哉、『教場II』200期生徒と集結 天国のスタッフに「西坂、撮ったぞ！」
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スペシャルドラマ『教場II』（フジテレビ系／2021年1月3・4日各21時）の放送を前に、主演の木村拓哉と、濱田岳、上白石萌歌ら“風間教場200期生徒”キャスト陣が集結。木村は撮影を振り返りながら、本作への手応えや“生徒”たちへの賛辞を贈った。
【写真】木村拓哉の鋭い眼光 『教場II』ポスタービジュアル
神奈川県警察学校を舞台に、木村が生徒を震え上がらせる最恐の教官・風間公親を演じる本作。“200期生徒”役で、濱田岳、上白石萌歌、福原遥、杉野遥亮、眞栄田郷敦、岡崎紗絵、戸塚純貴、高月彩良、樋口日奈らが出演する。
木村は役を演じる上で気をつけた点として、「客観視できる目線を自分の中にも持っておくというのは今作で意識した点でした。言ってみれば、共演者とのセッションで、自分はどこでどれくらい強く弾くのがいいのか、どういうリズムを取るのがいいのか、俯瞰の目で見ることを大事にしつつ、本番で演じている間は、その目線をなくして風間というパートを全力でやる」と説明。「今回の『教場II』はそれが非常にバランスよくできた作品になったんじゃないかなと思っています」と語った。
コロナ禍の中での撮影については「所作訓練も含め、精神的にもすごくタフさが求められた現場だったと思います。にもかかわらず、みんな、誰1人腐ることなく取り組んでいました」と振り返った。中江功監督については「予定調和の芝居が大嫌いな、志の高い方」と評価。その妥協のない姿勢から、1シーンに140カットを撮影することもあったという。
生徒役のキャストが監督から「もう1回」とNGを出された際には、「僕も、彼ら彼女らに『あなたの“もう1回”ではなくて、このシーンの“もう1回”だから』ということを生徒役のみなさんに伝えて、みんなで乗り越えていきました」と話す木村。「こうやって1つの作品の撮影を一緒に共同作業させていただくと、一緒にやってくれたみんなのことをちょっとひいきめに見てしまうというか。自分が教官として送り出すみんななんだなと、今実際にそういう思いになれています。みんな、本当にがんばっていました」と惜しみない賛辞を贈った。
また、クランクアップを迎えた感想として、「スタッフの皆さんは編集作業に入られます。編集作業の時間が短くて大変だと思いますが、頑張ってほしいなと思います」とねぎらいと感謝の言葉を述べると、天を見上げて「西坂、撮ったぞ！」と、今年4月に急逝した前作のプロデューサーに向けて報告した。
スペシャルドラマ『教場II』は、フジテレビ系にて2021年1月3・4日各21時放送。
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