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山田孝之主演×佐藤二朗監督『はるヲうるひと』6月4日公開決定

映画

 俳優の山田孝之が主演し、佐藤二朗が原作・脚本・監督を務め出演もする映画『はるヲうるひと』の新たな公開日が6月4日に決定。佐藤監督の最新コメントが公開された。

【写真】豪華俳優陣が鮮烈な演技で魅せる『はるヲうるひと』場面写真

 本作は、佐藤が主宰する演劇ユニット「ちからわざ」で2009年に初演、2014年に再演された舞台が原作。架空の島にある売春宿を舞台に、生きる手触りがつかめず、死んだように生きる男女が、それでも生き抜こうともがく壮絶な闘いを描く。映画化を望んでいた佐藤が、約5年の歳月を掛けて完成させ、キャスト陣には主演の山田のほか、仲里依紗、向井理、坂井真紀、監督の佐藤らが名を連ねる。

 2019年10月にポーランドで行われた第35回ワルシャワ映画祭の“1‐2コンペティション部門”(長編監督2作目までの部門)に正式出品されたのに続き、昨年11月開催の第2回江陵国際映画祭では最優秀脚本賞を受賞した本作。新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由に公開延期となっていたが、この度公開日が6月4日に決定し、佐藤監督は、「架空の売春宿という独特の空間を舞台にしたこの映画を、映画館という日常とは違う何物にも代えがたい空間でご覧頂きたい、そう思っています」とコメントを寄せた。

 以下、佐藤二朗監督コメント全文。
 皆さん、こんにちは、こんばんは、佐藤二朗です。僕が監督をした映画『はるヲうるひと』、コロナの影響で公開が延期となっておりましたけれども、6月4日にいよいよ公開が決まりました。試写をご覧になったあるベテラン記者さんの言葉です。「皆が皆、必死が滲むような芝居をしている」。本当に、撮影期間中、役者それぞれが、簡単には登れないような山にそれぞれ生傷を抱えながら、自分が生きる為に必死に登り詰める、そんな芝居を役者全員がした、奇跡のような作品だと思っています。架空の売春宿という独特の空間を舞台にしたこの映画を、映画館という日常とは違う何物にも代えがたい空間でご覧頂きたい、そう思っています。6月4日です、いよいよ公開です。

 映画『はるヲうるひと』は6月4日より全国公開。

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