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佐古忠彦監督、語りを務めた佐々木蔵之介に感謝「お願いして本当によかった」

映画

TBS ドキュメンタリー映画祭・映画『生きろ 島田叡―戦中最後の沖縄県知事』映画祭初日舞台あいさつに登場した佐古忠彦監督

TBS ドキュメンタリー映画祭・映画『生きろ 島田叡―戦中最後の沖縄県知事』映画祭初日舞台あいさつに登場した佐古忠彦監督 クランクイン!

 佐古忠彦監督が18 日、都内で開催されたTBSドキュメンタリー映画祭・映画『生きろ 島田 叡―戦中最後の沖縄県知事』映画祭初日舞台あいさつに登壇。司会を務めた出水麻衣TBS アナウンサーと、本作の秘話や、語りを務めた佐々木蔵之介に感謝の思いを明かした。

【写真】佐古忠彦監督が登壇 TBS ドキュメンタリー映画祭・映画『生きろ 島田叡―戦中最後の沖縄県知事』映画祭初日舞台あいさつの様子

 本作は、『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』2部作で戦後沖縄史に切り込んだ佐古監督が、沖縄戦を生き延びた住民、軍や県関係者、その遺族らへの取材を通じ、戦中最後の沖縄知事で周りに「生きろ」と言い続けた島田叡の生涯と、語る継ぐべき沖縄戦の全貌に迫った長編ドキュメンタリー。「TBS ドキュメンタリー映画祭」初日に先行上映された。

 6日より沖縄で先行公開され、満員回続出の大ヒットスタートとなった本作。佐古監督は反響を聞かれ、「現地の人に『いい映画だった』と言われたのがうれしくて。沖縄の人にとって沖縄戦は、今の状況にもつながる一つの“原点”。作ってよかったなと思います」と爽やかな笑み。3月に公開する理由について「沖縄戦は3月に始まっていて。この季節の中で、あの出来事が起きたという季節感を感じながら、作品を見ていたくのは意味があると思って」と口にし、「どういった中で人々が命に向き合ったのかを感じながら、映画を観ていただけるとうれしい」と思いを込めた。

 新型コロナにより“生”を意識することが多い日々だが、「命に向き合うことは、時代に関係なく、人間の本能で一番の尊厳の部分。そこにあの状況で向き合えた島田さんや沖縄の人々の姿は、時を超えて今に投げかけてくるものがたくさんあると思う」としみじみ。また、「この映画は決して昔話ではなく、今日的なテーマがものすごく含まれていて。リーダー論、官僚の在り方、全体主義の中で個がどんな行動をとれるのか。逆らいようのない大きな権力の前で島田は個を貫いた。それがなぜできたのかを感じてほしい」と呼び掛けた。

 島田は写真が2、3枚しかなく、どう表現するかが課題となる「挑みの作品だった」と打ち明けるも、「20年以上沖縄に通い、いろいろなことを教えていただき、どんどん人とつながって。22人の方にお話を聞き、本当に長い時間をかけてここに辿り着いた」と回顧。また、「語りで見せたいと思い、蔵之介さんのお力をお借りして」と口にし、「蔵之介さんは場面場面での島田の気持ちを本気で考えぬいて、表現してくれて。また直前に沖縄に行かれて、その空気を感じとり、いろんなものを作品に注いでくれました。蔵之介さんの声が島田にピッタリだという声をたくさんいただいて、本当にお願いしてよかったと思いました」と、佐々木への感謝の思いを明かしていた。


◆「TBS ドキュメンタリー映画祭」は年 3 月 18 日より21 日まで渋谷・ユーロライブにて開催。TV 放映版から新たに編集をした作品に加え、劇場公開作を含む全 22 作品を上映。各上映には監督、その他ゲストによるトークイベントも開催される。

◆映画『生きろ 島田 叡―戦中最後の沖縄県知事』は3月20日より渋谷・ユーロライブでの公開を皮切りに各地で公開。

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