シェール

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シェールの詳細情報・プロフィール

生年月日

1946/5/20

出身地

アメリカ/カリフォルニア州

活動期間

1963年 -

詳細

還暦突入だというのに、いつもド派手なブッ飛びファッションで登場しては楽しませてくれるシェール。全身美容整形の賜物と言われるサイボーグの如く完璧なボディを最小限の衣装で飾り、タトゥーを見せつけたりと大胆不敵な人だが、その芸歴は長く、6 年代からシンガーとして活躍、8 年代には女優としても高い評価を得たパワフルな熟女。本名はシェリリン・サルキシアン・ラピエール。現在は、法的にもただの“シェール”に改名している。エキゾチックな容貌は、アルメニア人の父親とチェロキー・インディアンの母親から受け継いだ。16歳で家出をした彼女は、スタジオ所属のバックシンガーとして働いていたことが縁でソニー・ボノと出会い、63年に結婚。デュオ「ソニー＆シェール」として音楽活動を始め、「アイ・ガット・ユー・ベイブ」など数々のヒットを飛ばすほか、7 年代にはTVショー「ザ・ソニー＆シェール・ショー」のホストも務め、大人気を博した。75年にソニーと離婚して人気デュオは解散となるが、ソロ歌手としても成功。しかし、女優として認められるまでには長い時間がかかった。映画デビューは、ソニー・ボノが脚本を務めた愛を求めて旅を続ける少女のロードムービー「Chastity」(69)。長いブランクを経て、81年に[%ロバート・アルトマン%]演出の「Come Back to the Five and Dime, Jimmy Dean, Jimmy Dean」でオフ・ブロードウェイに出演。翌年には同タイトルの映画にも出演し、共に好評を博した。続く83年には、マイク・ニコルズ監督の「シルクウッド」で[%メリル・ストリープ%]のレズビアンのルームメイトを演じてオスカーにノミネート、ゴールデン・グローブ賞助演女優賞を見事受賞し、女優業がシンガーのお遊びではないことを証明。難病の息子を持つ母親を大らかに演じた「マスク」(85)でカンヌ映画祭主演女優賞、87年には、[%ニコラス・ケイジ%]と恋に落ちる奔放な未亡人を好演したロマンチックな「月の輝く夜に」で、ついにアカデミー主演女優賞受賞を果たした。ちなみに、シンガーとしてNo.1ヒットを記録し、女優としてオスカーを受賞した女性は彼女とバーブラ・ストライサンドだけだという。「イーストウィックの魔女たち」(87)では貫禄の熟女役で[%スーザン・サランドン%]、[%ミシェル・ファイファー%]と競演。自分の欲望に忠実なシングルマザーを演じた「恋する人魚たち」(9 )ではフランク・オズが彼女の不興を買い、リチャード・ベンジャミンに監督の座を明け渡したとか。その後、「アダムス・ファミリー」のモーティシア役を[%アンジェリカ・ヒューストン%]に奪われたシェールは、エクササイズのビデオ事業に力を入れ、大々的な宣伝が功を奏して大成功を収めたために、映画はご無沙汰に。アルトマン監督の「ザ・プレイヤー」(92)にカメオ出演、ポール・マザースキー監督のコメディ「Faithful」(96)では久々に主役で登場。フランコ・ゼフィレッリ監督の佳作「ムッソリーニとお茶を」(98)でフィレンツェに住むゴージャスな大富豪のアメリカ人女性を演じて以来、女優業は休止していたが、[%ブリトニー・スピアーズ%]と共演のコメディ「In the Pink」( 7)で映画復帰を果たすようだ。シンガーとしては相変わらず好調で、あの「タイタニック」の主題歌となった[%セリーヌ・ディオン%]の「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」を破って、「ビリーヴ」が98年に最も売れたシングルとなり、グラミー賞も獲得。 年には「Not Commercial」をインターネットのみで発売、 2年もアルバム「Living Proof」を発表しツアーも行うなど、息の長い活動を続けている。 私生活では、ソニー・ボノと別れた75年に、元祖サザン・ロック・バンド「オールマン・ブラザース・バンド」のグレッグ・オールマンと結婚。現在はミュージシャンになっている息子イライジャをもうけて3年後に離婚した。ハード・ロック・バンド「KISS」のジーン・シモンズと同棲していたこともあり、男性はミュージシャンがお好みのようだ。妹で女優のジョーガンヌ・ラピエールは、元マイケル・マドセンの妻。

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