ユーモアセンスも抜群! 中条あやみ、“圧倒的な美しさ”と“親近感”で躍進
モデルとしてデビューするや、一気に頭角を表し、たった3年で映画初主演を果たすなど、順風満帆なキャリアを歩んできた中条あやみ。これまでの出演作や彼女の雰囲気から清純派のイメージが強いが、難役への挑戦やバラエティ番組での発言により、笑いも取れる演技派女優という愛されキャラクターになってきた。そんな中条のこれまでを振り返り、その魅力に迫った。(文=安保有希子)
【写真】白衣姿も美しい! 2019年ドラマ出演時のインタビューフォト
■あっという間にスターダムに
14歳のときにスカウトされたのをきっかけに、芸能界入りした中条は、2011年に女性ファッション誌「Seventeen」(集英社)の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン」に応募し、グランプリを獲得。同年9月から「Seventeen」のモデルとして活動をスタートさせる。翌年には、7月クールのドラマ『黒の女教師』(TBS系)に出演、女優デビューも果たす。
2014年、劇中の衣装でイベントに登壇した中条あやみ
その後、月9ドラマ『SUMMER NUDE』(フジテレビ系)で山下智久や千葉雄大らと共演し女優としての頭角を現すと、2014年には累計130万本のセールスを記録する人気ホラーゲームを実写映画化した『劇場版 零~ゼロ~』の主人公に抜擢。デビューからわずか3年で映画初主演となった。
同作で中条が扮したのは、謎めいたクールビューティーの少女役と、彼女の雰囲気にぴったりのキャラクターだったが、ただ綺麗なだけでなく、ワイヤーアクションを行ったり、階段から突き落とされたり、貯水タンクに沈められたりなど、体当たりで熱演。“女優”中条あやみへの期待と注目が集まるようになる。
若手ブレイク候補の筆頭株となった中条の知名度を大きく広めたのが、2015年に出演したポカリスエットのCMだ。これまでに、綾瀬はるか、川口春奈といった、人気女優らが出演し、“若手女優の登竜門”とも呼ばれている同CMのオーディションでチャンスを物にした中条は、学校や街中、高層ビルの屋上など、様々な現場で障害物を飛び越えて走り回る過酷な撮影を乗り切り、根性だけでなく、運動能力の高さも証明。爽やかではつらつとした姿の虜になる人が続出した。
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