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“朝ドラ”感満載の『わろてんか』、初週は明るく正攻法 今後の「陰」に期待

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 華やかな赤い着物姿の幼いヒロインと、派手ないでたちのイケメン旅芸人という組み合わせも、なんだか絵になるし、旅立つ前に屋根の上で「手紙を書く」と約束してくれ、小さな鈴をプレゼントしてくれたのも、やっぱり少女漫画的。でも、映像が明るくキラキラ感あるものであればあるほど、何か大変なことが待ち受けていそうな、不吉フラグも感じてしまうのは、勘繰りすぎだろうか。

 また、ヒロインの「笑い」を常に肯定してくれる兄の存在も、非常に気になる。ドイツ語もできる薬学を学ぶ学生で、聡明で、病弱で、ヒロインの味方で、登場シーンはなぜかいつもセピア色。完全に死亡フラグに見える。そんな儚く美しい兄を演じているのは、千葉雄大。

 2週目に登場する高橋一生もまた、陽ではなく、陰の魅力を持つタイプだし、父を演じる遠藤もまた、絶滅の危機に瀕した恐竜的な哀愁を感じさせる魅力を持つし、『わろてんか』の男性たちはなぜことごとく「陰」なのであろうか。ヒロインの「陽」との対比のため? それとも、様々なことが待ち受けている中で突きつけられる「わろてんか」というお題なのか。

 ここまで正攻法で、明るく王道の物語を展開しているだけに、今後の「陰」の部分の描き方についつい期待してしまう1週目だった。(文:田幸和歌子)

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