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『万引き家族』『カメ止め』『コード・ブルー』…2018年話題の邦画界を振り返る

映画

 白石和彌監督が柚月裕子の警察小説を映画化した『孤狼の血』では、地上波での放送は無理では…と驚くほどのエロスと暴力描写が炸裂。『仁義なき戦い』を思い起こさせるナレーションも、昭和の映画にあった勢いと熱を感じさせ、怒号と罵声の中で繰り広げられる男たちのドラマが観客を釘付けにした。コンプライアンス重視が叫ばれる世の中に物足りなさを感じている人々は、きっと本作の登場に胸が踊ったはず。続編の製作も決定するなど、いつでも本気を感じさせてくれる白石監督の情熱が、邦画界をますます元気にしてくれそうだ。

 そして2018年の劇場ナンバーワンヒットとなったのが『劇場版コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐』で、興行収入は11月末時点で92億円を突破。高視聴率を記録した人気医療ドラマの映画化で、ドラマ放送時からの10年の集大成とも言える。山下智久演じる藍沢をはじめとしたキャラクター勢もそれぞれに成長を遂げ、ファンが“見たかった展開”と、さらには“想像を超える感動”へと観客を誘った。

 また、漫画原作の実写化ブームもまだ継続中で、特に昨年に続き大ヒットしたのが続編『銀魂2 掟は破るためにこそある』。「観客を熱狂させた前作を超えたものができるのか?」という心配をものともせず、“今もっとも忙しい監督”=福田雄一の勢いを改めて知らしめた。

 “想像もつかなかった場所”へと連れて行ってくれることこそ、エンタテインメントの醍醐味だ。来年もどんな映画が誕生するのか、今から大いに楽しみだ。(文:成田おり枝)

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