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『おいしい給食』で共闘! 市原隼人×綾部真弥監督が明かす、幻のシーン&“企業秘密”アフレコの裏側

映画

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市原隼人

綾部真弥

●神野ゴウは10年後、何してる?

――神野ゴウは10年後、何をしていると思いますか?

市原:これはもう「●●●(ネタバレ)」ですよね。

綾部監督:言っちゃった(笑)

市原:言っちゃった!(笑) いや、やっぱり甘利田になってるんじゃないかと。給食に支えられて生きてきた人間は、給食に恩返しすべきです。

綾部監督:『男はつらいよ』は、渥美清さんが長年ずっと主役を務められて、でもシリーズ最後の方は吉岡秀隆さんがメインの話になっていった。だから『おいしい給食』シーズン20(笑)では、神野ゴウが主役に変わってるぐらい、佐藤大志としてはそういう俳優になってほしい。

佐藤大志演じる神野ゴウ(右) 『劇場版 おいしい給食 卒業』より
(C)2022「おいしい給食」製作委員会

市原:僕は待ってますよ!

綾部監督:僕が思うのは、実は神野ゴウも甘利田も現実世界にいて、今もどこかでコロナ禍の給食現場で戦ってくれている気がして。最近、学校現場では、対面しない前向きでの給食を止めて、また机をつけあって食べようという動きが出てきているそうです。でもまだしゃべっちゃいけないとか、段階的にやっているんです。それはきっと、甘利田や神野ゴウのような男がどこかにいて、何とか給食のあるべき姿を取り戻そうと戦ってるんじゃないかって。僕の中では神野ゴウも甘利田も、本当に生きているような感覚です。

●『おいしい給食』はキング・オブ・ポップ

――『おいしい給食』を愛してくれた人たち、これから劇場版を楽しみにされている方へメッセージをお願いします。

綾部監督:『おいしい給食』シーズン1とシーズン2と、そして映画とやってきました。今回の『卒業』という作品が、甘利田と神野ゴウの集大成だと思って、本当にスタッフ・キャストが全力で臨んできました。おもしろいエンタテインメント作品に仕上がってますので、ぜひ劇場でご覧になっていただければと思います。

市原:シーズン2、そしてこの『劇場版 おいしい給食 卒業』が生まれたのは、ひとえにこの作品を応援してくださり、好いてくださったみなさまのお気持ちのたまものです。心から感謝しています。「卒業」は、この作品を好いてくださったみなさまに送るエールのような思いを形にしようと思い作っていました。ぜひ、純粋に楽しんでいただきたいです。お子様からご年配の方まで、本当にみなさまで楽しんでいただける「キング・オブ・ポップ」だと思っています。ぜひ劇場でお楽しみください。

――最後に、甘利田はこの後どうなると思いますか?

市原:甘利田はこの後「●●●(ネタバレ)」。

あ、また言っちゃった!(笑)

市原隼人「また言っちゃった」 綾部真弥監督(笑)
綾部監督&一同爆笑。

(取材・文:稲生D 編集部 写真:高野広美)

 『劇場版 おいしい給食 卒業』は公開中。

4ページ(全4ページ中)

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