乃木坂46・久保史緒里＆平祐奈、W主演作で築いた「ありのままでいられる」関係
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漫画家・石黒正数の同名青春コミックを『ベイビーわるきゅーれ』の阪元裕吾監督が映画化した『ネムルバカ』が、3月20日に劇場公開を迎える。本作は、心地良さと焦りが同居する“大学生”という不思議な時間の中で、自分らしさを見つけようともがく若者たちを描いた傑作青春ストーリー。女子寮の同じ部屋に住む後輩・入巣柚実を乃木坂46の久保史緒里、先輩・鯨井ルカを平祐奈が演じる。撮影を通して互いに“しーちゃん”、“たいちゃん”と呼び合うほどに親交を深めたという2人。今回は、撮影の思い出や役柄の魅力を語ってもらった。
【写真】乃木坂46・久保史緒里＆平祐奈 透明感あふれる表情に釘付け！ インタビュー撮り下ろしカット（10枚）
■撮影に入ってから距離を縮めた2人
久保史緒里
──最初に顔合わせをしたタイミングやクランクイン以降で、お互いの関係性にどのような変化がありましたか？
久保：初対面は最初に本読みをした時でした。阪元監督が「早いうちに2人の会話の雰囲気を見て台本を直したい」とおっしゃっていて、演じる役柄の関係性から「仲良くならないと」とすごく思っていたんです。ですが、私はなかなか壁を破れず、「どうしよう、どうしよう」とクランクイン前まで焦りがありました。そのまま撮影初日を迎えましたが、部屋に入った瞬間に、“ルカ先輩”がいました。「ルカ先輩だ！」と思ったら、私も入巣になれましたね。
平：しーちゃん（久保史緒里）とクランクイン前に会えたのは、本読みの2回。その期間で全然しゃべっていないし、「どうしようかな」とは思っていました。しかし、撮影に入ってからは自然と入巣とルカの関係性ができて、距離が縮まったと感じています。
平祐奈
──お互いのお芝居に対する印象はいかがでしたか？
久保：たいちゃん（平祐奈）はずっと“ルカ先輩”という印象で、だからこそ私も入巣でいられました。カメラが回ってない時もずっとそう。独特の空気感があるのに、同じ部屋で生活していても全く居心地の悪さがなくて、むしろ居心地がいい。ですが、ルカ先輩と入巣が同級生で同じクラスにいた場合、仲良くなっていたかと言われたら、そうとも限らない。表面上の見え方では交わらなさそうなのに、この部屋で共に生活していることに納得ができるって、すごく難しいバランスなのですが、この作品で絶対に見せたい部分だと思います。それができたのは、たいちゃんがルカ先輩でいてくれたからこそですね。
平：しーちゃんは入巣そのものでした。それは自身のチャーミングなところが、入巣の要素として加わっているからだと思います。ルカは「この子を守らなきゃ」と彼女を大切に思う気持ちが強い人ですが、それをお芝居で表現できたのも、普段からのしーちゃんの可愛いところが演技に出ていたからです。しーちゃんだったからこそ、本当に安心して、信頼して、言葉を交わせていたなと強く思います。
映画『ネムルバカ』場面カット （C）石黒正数・徳間書店／映画『ネムルバカ』製作委員会
