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timelesz・松島聡、「タイプロ」を経て人間&表現者として進化 メンバー愛も告白

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timelesz・松島聡
timelesz・松島聡 クランクイン! 写真:高野広美

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松島聡

timelesz(旧Sexy Zone)

 新メンバーを迎え、8人体制でのスタートを切った男性アイドルグループ・timeleszのメンバーとして、やさしいオーラとまばゆいほどの輝きを放つ松島聡。一方で着実に舞台への出演を重ね、俳優としても確かな実力を発揮。長澤まさみと森山未來がダブル主演を務め、4月10日に幕を開けるBunkamura Production 2025『おどる夫婦』では、長澤演じる女性の弟で、“自立を望みながらしかねている青年”役にチャレンジする。演じる上ではいつも、恥ずかしい部分や弱い部分にも向き合いながら、自分自身を深く見つめ、もがきながら、役作りに挑んでいるという松島。新メンバーオーディション「timelesz project(タイプロ)」を経て感じている仲間への思い、俳優業の覚悟までを語った。

【写真】じっと見つめる聡ちゃんの優しいまなざし! 松島聡、撮りおろしショット

◆長澤まさみとの共通点は「静岡愛!」

 2019年に『ビューティフルワールド』で第27回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した他、数々の演劇賞を受賞してきた劇作家、演出家の蓬莱竜太による書き下ろし新作となる本舞台。長澤と森山が演じる、とある夫婦の約10年間の軌跡を描く。現代社会では生きづらい性質を持っている不器用な夫婦が、互いに相手を理解していると思っていたものの、共に生活する中でやがてほころびやズレが生じてくる様子を綴る。

 蓬莱が手がけた舞台『広島ジャンゴ2022』を観劇したことがあったという松島は、「現代社会における不条理さや、その中で生きる人としてのあり方、価値観を繊細に描いている方だという印象があります」と蓬莱作品の魅力を口にしつつ、「今回僕が演じさせていただく光也(みつや)は、短期的な記憶がなくなってしまうという障がいを持った青年です。そして、社会に出たいけれど出られないという不甲斐ない気持ちを抱えている。今回は、そういった言語化するのが難しい葛藤についてお芝居を通して表現していかなければいけないと思っています」と意気込みを明かす。

 蓬莱からは「光也役には、聡くんの人柄や雰囲気を反映したい」という言葉があったという。松島は、「僕はいつも、100パーセントまったくの別人を演じるということができなくて。どこか自分とリンクさせながら、役と向き合っていく作業が好きです。自分自身を投影させながら光也として生きることができたら、よりリアルに演じることができるのかなと思っています」と自分流の役作りについて解説。「蓬莱さんに引き出していただきながら、今回もうまく自分自身と結べるものを見つけていきたい」と力強く語る。

 姉のキヌを演じる長澤とは、初共演となる。「テレビの向こう側の人というイメージ」と正直に打ち明けて微笑んだ松島は、「以前、舞台を観劇に行った際にご挨拶をさせていただいたことがあって。本当に飾らず、フランクな方で驚きました。少し会話をしただけでも、世の女性の皆さんが憧れる方だということが分かりました」と一瞬にして人柄や華やかさに魅了された様子。「共演者の方と仲良くするために、僕はいつも共通点がないかなとリサーチしたりするんです。長澤さんは僕と同じ静岡県出身なので、静岡愛をきっかけに会話が作れたら」と作戦を練り、「あと僕、長澤さんが出演されていた『プロポーズ大作戦』が大好きだったんです! 当時は学校で“プロポーズ大作戦ごっこ”をやっていました。もしご本人がお嫌でなければ、青春エピソードとしてお伝えできたらいいなと思っています」というから、長澤と紡ぐ姉弟関係にも注目だ。

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◆俳優としての覚悟「本業はアイドルだもんね、と言われるのは悔しい」

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