佐野勇斗、『おむすび』翔也のピュアすぎる性格に「マジか!」 結との夫婦関係は「素敵」

半年にわたり放送してきたNHK連続テレビ小説『おむすび』が残すところ最終週のみとなった。根本ノンジ脚本×橋本環奈主演で栄養士を目指す平成ギャルを主人公とし、震災やコロナを描くなど、意欲的な挑戦の多かった本作において、“癒しキャラ”の一端を担っていたのが、ヒロイン・米田結(橋本)の夫・翔也を演じている佐野勇斗である。クランクアップから数週間後、「あんまり実感が湧いていない。まだ戻れる場所のような気もするし、自分の中でまだ翔也が続いているのかも」と語る佐野にインタビューを決行。改めて翔也という役について、また、『おむすび』での経験について聞いた。
【写真】佐野勇斗、魅力あふれる撮り下ろしソロカット
■高校時代、翔也と同じように“夢ノート”を書いていた
「翔也は本当にピュアでまっすぐな男で。僕も比較的純粋と言われることが多いんですけど、翔也の真面目さ、まっすぐさは僕以上。子どものままの汚れていない心の持ち主で、見ていて気持ちがいい男だなと思います」。
テンポ良くハキハキと語る佐野は、制作陣からもしばしば「翔也っぽい」と言われてきたそうだ。
「翔也はメジャーリーガーを目指して“夢ノート”を書いていましたが、実は僕も高校時代にノートを書いていたんですよ。大学受験をする際、志望校を決めて、日々のタスクや『1ヵ月後までに模試でこの判定をとりたい』といった目標を書いていたので、翔也と同じだな、と。受験に合格していったん辞めていましたが、20歳になってから再開し、『グループ(M!LK)でいつかドームツアーをやりたい』『まずアリーナツアーをやりたい』『(お芝居で)アカデミー賞をとりたい』とか、細かいところでいくと『車を買いたい』といった目標なども全部書いて、日々どうすればそうした目標を達成できるかを考えているんです」。
ちなみに、実現できたものはその都度消し、ここまで「順調に消せている」と言う。
ところで、序盤に登場した結の憧れの書道部先輩・風見(松本怜生)を除くと、ライバルは基本的に存在せず、結との恋愛・結婚の障害になっていたのはむしろ翔也の鈍感さや挫折、お金の問題などだった。朝ドラとしては珍しいパターンだが……。