日向坂46・佐々木久美「キャプテンとしての最後の仕事」を果たし、卒業を決意 五期生ら後輩メンバーへの思い

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日向坂46のキャプテンとしてグループを支え、卒業を控える佐々木久美が、初の写真集『めくる日々』をリリースする。撮影はマレーシアと東京で行われ、彼女自身「人生の宝物になった」と語る自信作に仕上がった。2016年5月、一期生として加入してから約9年。キャプテンとしての思い、後輩たちへのエール、そしてグループへの深い愛情――9年間のアイドル人生を振り返る。
【写真】日向坂46・佐々木久美、卒業前の撮り下ろしカット 写真集よりランジェリー&水着カットも
■初の写真集「人生の宝物に」
――写真集の出版は、ずっと夢だったそうですね。
佐々木:「卒業するまでに叶えられたらいいな」と思い描いていた夢だったので、決まったときはすごくうれしかったです。ファンの方からも「写真集は出さないの?」ってよく聞かれていて、やっとうれしい報告ができました。ファンの皆さんに喜んでもらえる瞬間が、活動していて一番幸せなので、この写真集もその1つになりました。
――卒業を控える中での撮影では、どんな姿を見せたいと意識しましたか?
佐々木:普段から“ありのままの佐々木久美”で活動させていただいているので、今回も飾らず、自然体で撮っていただきました。素の私が詰まった1冊になっていると思います。撮影のための体づくりもしなかったんです。
――そうなんですね。
佐々木:特にダイエットとかはしていなくて。ファッション誌の「Ray」でモデルをさせていただいていることもあって、女性のファンの方も多いので、男性にも女性にも、「きれいだな」と思ってもらえるように、姿勢を意識したりしました。
――マレーシアでの撮影で、特に印象的だったカットはありますか?
佐々木:通常版の表紙にもなった黒いサテンのドレスのショットです。夕日がめちゃくちゃきれいで、「ずっと沈まないでほしい」と思うくらい、忘れられない景色でした。景色と衣装の相性も良くて、特別なシチュエーションになりました。
日向坂46・佐々木久美1st写真集『めくる日々』より 撮影/藤原宏
――けやき坂46から日向坂46の歴代の衣装と撮影したカットも収録されていますね。
佐々木:卒業というタイミングなので、日向坂にいないとできないことをしたいと思ったんです。最初はいくつかの衣装を選んで撮影する予定だったんですけど、「選べない!」ってなって、結局全部並べちゃいました(笑)。
――選べなかったというお話でしたが、特に思い出深い衣装を挙げるとしたら…?
佐々木:選ばせようとしてますね(笑)。
――お願いします(笑)。
佐々木:やっぱり、初めていただいたひらがなけやき(けやき坂46)の衣装にはすごく思い入れがあります。節目の度に着てきましたし、私にとって人生初のアイドル衣装なので思い出深いです。ほかにも、センターを務めさせていただいた「君は0から1になれ」の衣装や、「誰よりも高く跳べ!」のMV衣装も、当時の思い出が蘇るので大切な1着です。
日向坂46・佐々木久美1st写真集『めくる日々』より 撮影/藤原宏
――愛猫のとろろくんとの撮影もありました。
佐々木:初めて一緒に撮影したんですけど、結構緊張してたみたいで。家ではすごく偉そうなのに、外に出たらビビッてたんです(笑)。そのギャップがかわいかったです。
――日向坂46のメンバーとしては、最初で最後の写真集。思いの詰まった1冊になりましたね。
佐々木:ありのままで楽しんでいる姿を撮っていただいて、本当にただただ楽しくて、幸せな時間でした。そんな姿を1冊にぎゅっとまとめてもらえて、人生の宝物になりました。私、自信を持って「どうぞ!」と言えることって少ないんですけど、この写真集だけは自信を持って「読んでください!」と言えます。日向坂46としての佐々木久美は、もう最後になるので、ぜひ堪能していただけたらうれしいです。