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柚希礼音&夢咲ねね、宝塚退団から10年 ”ちえねね”コンビに生まれた関係の進化

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(左から)夢咲ねね、柚希礼音
(左から)夢咲ねね、柚希礼音 クランクイン! 写真:高野広美

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柚希礼音

夢咲ねね

 宝塚歌劇団星組でトップコンビを組み、多くの観客を魅了し愛された柚希礼音と夢咲ねね。2015年の退団から10年が経ち、この春、ミュージカル『ホリデイ・イン』で再共演を果たす。ファンも歓喜した“ちえねね”コンビの復活に際し2人に話を聞くと、10年経っても変わらないお互いに寄せる信頼関係が垣間見えるインタビューとなった。

【写真】“ちえねね”の信頼感あふれる! 仲良し2ショット

◆10年ぶりのミュージカル共演に驚きと喜び

 本作は、1942年にビング・クロスビー&フレッド・アステア主演で公開された映画『Holiday Inn』(邦題『スウィング・ホテル』)をもとにしたミュージカル作品。この映画のために書き下ろされた「White Christmas」をはじめとするアーヴィング・バーリンの名曲が詰まった作品を、『TOP HAT』『FOLLIES』などで知られる英ミュージカル界を代表するビル・ディーマーの演出&振付、坂本昌行が主演、共演に増田貴久、保坂知寿ら実力派キャストで届ける。

 柚希は、ショービジネスの世界に幻滅し田舎で農場経営をしようと決意する主人公ジム(坂本)と「ホリデイ・イン」で出会い引かれ合うリンダを、夢咲は、かつてのジムの恋人でテッド(増田)とショーを続けるライラを演じる。

ミュージカル『ホリデイ・イン』メインビジュアル
――作品の印象をお聞かせください。

柚希:心温まる王道のハッピーミュージカルで、すごく良いなと。またねねと共演できるとお聞きしまして、驚きもありましたがとても楽しみだなと思いました。

夢咲:50年代のアメリカンな感じで、曲もハッピーですし、この作品はすごく楽しいんだろうなと感じました。ちえさん(柚希)がリンダを演じられるというのがすごいことだなとも思いましたし、なにより退団して10年、また作品をご一緒できることがうれしかったです。

柚希:もともとブロードウェイで上演されていたものも素晴らしいのに、今回は私たちバージョンで作り直してくださるということがすごく楽しみで! 演出のビルにお会いした時に、「あなたはすごく踊れるらしいから、いっぱい踊らそうと思う」と言われて。振り付けも一から自分たちに合うようにしてくださるという素晴らしい環境で作品に臨ませていただけるので幸せです。

夢咲:演出家のビルが明るくて! いろいろな経験をされてきた大先輩なので、いろいろ教えていただけるのは刺激になりますし、光栄なことだなと思います。

(左から)夢咲ねね、柚希礼音
――演じられるキャラクターの印象はいかがですか?

柚希:私が演じるリンダは、ある年齢を超えた夢を一度諦めたことのある女性たちは「ああ、わかる~」と感じられるんじゃないかな。でもハッピーなんですよね。ハッピーなんですけど共感するところもたくさんあるし、これから自分にとって何が幸せかを考えさせられるところもあるんです。

リンダは、ブロードウェイで舞台に立つことを夢見ていたけど、家庭の事情で田舎に帰らなきゃいけなくなった女性。学校の先生をしているんですけど、坂本さんが引っ越してきたことでもう一度好きだったものに触れて花開いていくところが、すごく好きです。自立している素敵な女性になろうとしているけど、なりきれてないようなかわいらしい面もあります。

夢咲:私が演じるライラは、野心にあふれていて、自分の夢のためなら何も厭わないところがある意味かっこいいなと思います。すごくポジティブだし、こういう女性は友達にいたら面白いだろうなという感じですね。

柚希:ライラは面白くてかわいいよね。

夢咲:ただただハッピーな人ですよね(笑)。

柚希:実際のねねは違うよね。

夢咲:あまり演じたことのないようなタイプなので、挑戦になると思いましたし、この役を通して新たな発見があったらいいなと思います。

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◆女性同士としての共演の感想は?

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