能年玲奈『あまちゃん』撮影で学んだ金言とは？ 2015年はアクションにも意欲
映画
女子力偏差値の低い“尼～ず”の一方で、女子力100点満点だったのが、女装美男子を演じた菅田将暉。体重を10キロ以上落とし、素肌ケアにパックと美容に抜かりがなかったようで、現場でのそんなストイックな姿に能年は「それに比べて私はスウェットからスウェットの衣裳に着替えて、眉毛も放ったらかし。女性として見習わなければと思った」と“憧れの女子”として羨望の眼差しだ。
そんな女装美男子・蔵之介の力を借りて、月海は一歩踏み出し、深海のように暗い人生から浮上しようとする。これまでの女優としての歩みの中で、能年にも自らの人生を切り開いた一歩があるという。それは自らの名を国民的知名度にまで押し上げた『あまちゃん』だ。「1年間という長い期間での撮影が初めてだったし、『自分でもやれるもんだな』と思った。それを乗り越えた今は『何でも頑張れる』という力に変わりましたね」と女優としての指針を得たよう。
『あまちゃん』共演者から言われた言葉も、金言として胸に刻んでいる。「モニターを見ながら反省ばかりしていたら『だからこの仕事を続けられるんだよ』と言って頂いて。その言葉に納得が出来て、『反省ばかりしたっていいんだ』と心が自由になった。だから常に『演技を頑張りたい』という思いがありますね」と瞳を輝かせる。
2014年は本作を含め、映画やTVCMなどで様々な顔を見せた能年。来年は「来年はコメディをたくさんやりたいし、アクションにも挑戦してみたい」と新たな領域に意欲的で「ガイ・リッチー監督の『シャーロック・ホームズ』の、どうかしているシャーロックを演じたロバート・ダウニー・Jr．が大好きなので、ハードアクション満載の女探偵ものもいいかもしれない」と自らの幅と引き出しを増やす準備は出来ている。
映画『海月姫』は、12月27日より全国公開。
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