関めぐみ、“命の尊さ”を実感 『迷宮カフェ』ヒロイン役に入れ込んだ理由

骨髄移植を軸に命の尊さを描く映画『迷宮カフェ』で、謎に満ちた女性カフェ店主を演じた関めぐみ。悩み多き人々を次々と受け入れるその姿に、「もしも実在するなら、彼女に会ってみたい」と自身が演じたヒロインにゾッコンの様子。果たしてその真意は? そして、この映画に込めた熱い思いとは? 関本人に直接聞いてみた。
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本作は、『エンプティー・ブルー』の俊英・帆根川廣が、監督・脚本・編集を務めたミステリー・ドラマ。自殺志願者の悩みを親身になって聞きながら、骨髄移植のドナー登録を強固に勧める古びたカフェの女主人・マリコ(関)。彼女が胸に秘めたある目的とはいったい…。
悩める常連客として、婚約者に逃げられたアスカ役には『海を感じる時』で高い評価を得た市川由衣、無差別殺人を目論んでいたというスグル役には『人狼ゲーム』『告白』などの若手注目株・藤原薫、気弱なボディビルダー松浦役には『ウルヴァリン:SAMURAI』など俳優としても活躍する格闘家の角田信朗がそれぞれ務めている。
骨髄移植ドナーで「生きる望みを待つ」人と、自殺志願によって「生きることを断ち切りたい」人が、主人公マリコの計らいで結びつき、やがて命の尊さを気付かせてくれる本作。そんな彼女の頑なな姿勢を通して関は、「マリコという人物が、もしも実在するのなら、ぜひ会ってみたい。ちょうどいい距離感というか、普通に悩みを聞いてほしい存在」と、かなりの入れ込みよう。