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神木隆之介、役作りのため“自分で髪を切った”『3月のライオン』零役のハマリ度に注目

映画

 それらは「原作の細かい動き、仕草そのままを意識しています」という徹底ぶり。まさに原作から飛び出して来たような零が誕生したが、神木が何よりも大事したのが、共演者陣としっかりと対峙して「人間として生きること」だ。「大友(啓史)監督ともただの真似事になってしまうのは、逆に原作に対してすごく失礼なことだと話していました。きちんと人間として生きて、それが回り回って原作に沿ったものになるといいと思っていました。この作品が日常を描いているからこそ、日常の中で生きることにこだわって役作りしていきました」。

 神木と零のハマり度について、大友監督は「どちらも子どもの頃からプロとして生きていること」と話している。神木は「監督にそう言われてから、気づきました」とニッコリ。「僕は幼い頃から、親から“この世界では、大人も子どもも関係ない。できることが当たり前なんだ”と教えられてきました。僕が子どもでも、本番となれば相手の役者さんは僕を子どもとしては見ないですよね。零の対局相手も、きちんと零をプロとして見て、倒そうとしている。そして零も吹き飛ばされないように、きちんとそこに座っていなければいけない。そういった向き合い方は共有できると思いました」。

 役を掘り下げ、とことん突き詰めていく神木。「芝居がすごく楽しい。苦労ももちろんありますが、楽しみながら“こうかな、ああかな”と考えています」とポジティブな姿勢が清々しいばかり。二部作の主演という大役には「どうしようという想いと頑張らなければならないという想いがあった」と明かすが、「僕にとって理想の主演像は、“神木の現場は温かくて楽しい”と思って頂くこと。現場のみなさんも温かい人たちばかりで、その雰囲気が映画にも出ていると思います」と充実の表情を見せる。プロとしての“厳しさ”と、いつでも楽しむことを忘れない“温かさ”が共存する。神木隆之介のその魅力も、本作の描く世界観とぴったりだ。(取材・文・写真:成田おり枝)

 『3月のライオン 前編』は3月18日より公開、『3月のライオン 後編』は4月22日より公開。

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