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鈴木達央、「ピンチだらけだった」声優人生 84歳の先輩声優からの刺激

映画

 鈴木自身、ティーンエイジャーの不安定さにはとても共感ができたのだとか。「10代の頃の話は、恥ずかしいことしかないですが(笑)。家族と喧嘩をして、そこにいるのも嫌になって、自転車で走るだけ走ろうと思って家を飛び出したことがあります。でも自分の住んでいる市内で迷子になってしまって、帰れなくなってしまって。市内でヒッチハイクをして帰りました。なので、向こう見ずな行動をとるザックの気持ちもよくわかります」。

 仲間を思いやり、助け合い、成長していく若者たち。ブルーを演じた声優・杉田智和とともにアフレコに臨んだそうで、「チームの絆感は杉田さんと積み上げていきました」という。「映像が白黒の段階でアフレコをしなければいけなかったので、戦闘シーンになると、どちらがブラックなのか、ブルーなのかわからなくなることもあって(笑)。杉田さんとお互いに助け合いながら演じました」。

 声優人生16年目に突入したが、「スタッフさんや先輩に助けられる」といつも周囲の支えが力となった。「アフレコの時に楽しめるようになったのは、ここ数年だと思います。ピンチも失敗も多かった」と、とことんまっすぐに作品と向き合うからこそ、「どうやったらいいのかと悩みまくっていた」と述懐。「今でも悩みは尽きないです。でもやっと、それを分かち合えるスタッフさんとのキャッチボールを楽しめるようになった」。

 ここ最近も、励みになる出来事があった。「84歳になる先輩の飯塚昭三さんとお話をしていた時に『俺たちはちゃんとセリフに着物を着せてあげなきゃいけないんだ』という言葉をいただいて。色々な着物があって、きれいにしゃべるだけが俺たちの仕事ではない。深いなぁ!と思うんです。84歳の先輩がそうやって現役だと思うと、僕はあと50年、頑張れる。新しい刺激をもらうたびに、楽しみも膨らんでいきますね」。(取材・文・写真:成田おり枝)

 『パワーレンジャー』は絶賛公開中。

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