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『ファースト・マン』主演ライアン・ゴズリングと監督 激論で見えた“作る意味”

映画

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■ 1960年代の空気感を21世紀最新技術で再現

 また、本作のもう1つの見どころが、危険と背中合わせの臨場感あふれる宇宙飛行シーン。当時の空気感が香り立つレトロな作り、あるいは描写は、どのようにして生まれたのか。これについてチャゼル監督は、「当時は、もちろん今のような技術がなくて、ガタガタと音がして、“ハンドメイドですか?”と言いたくなるようなルック&フィールだった。そうしたアナログの空気感を捉えるために、今回はデジタル・エフェクトをほとんど使わず、作れる範囲のものはフルスケールで再現し、大きなものはミニチュアを作って、1つ1つ撮影をしていったんだ」と舞台裏を明かす。

写真:奥野和彦

 こだわりはさらにエスカレート。グリーンバックも一切使わず、実際に見えている風景をLED技術で映し出しながら、全てが撮ったままの画になるというアプローチにもチャレンジしている。「フルスケールも、ミニチュアも、スクリーンプロセスのようなやり方も、昔からある古典的な映画作りの手法。それを今回、“モダンバージョン”で実践したという感じだね。コンピュータが出てくる前の1960年代、特撮的な作り方がこの作品にはピッタリなような気がしたのでトライしたけど、その労力は大変なものだった」とチャゼル監督は述懐している。

 タイムスリップしたかのような世界観のなか、宇宙と家庭という2つの現実の狭間で生きたニール・アームストロング。その激動の人生が、さまざまな思いを乗せて日本のスクリーンに着陸する。(取材・文:坂田正樹)

 映画『ファースト・マン』は2月8日より全国公開。

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