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監督抜てきは「ゴジラへの愛の深さが決め手」 夢中になった少年時代、夢が現実に

映画

マイケル・ドハティ監督、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』インタビュー
マイケル・ドハティ監督、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』インタビュー クランクイン!

 子どもの頃、毎週土曜日、親友2人を家に招いて、ケーブルテレビで放送していた『ゴジラ』のアニメや実写映画を食い入るように観ていたというマイケル・ドハティ。時は流れ、ゴジラマニアとしてすくすくと成長したドハティは、「いつかゴジラ映画を作りたい」という野望を抱き、45歳を迎える2019年、ついにその夢を具現化させた。本日公開されたハリウッド超大作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』がまさにそれだ。ゴジラを生んだ日本に対しても、「移住したいほど大好きな国」とラブコールを送るドハティ監督が、あふれるゴジラ愛を胸に、本作に込めた思いを熱く語った。

【写真】愛おしそうにゴジラを見つめるマイケル・ドハティ監督

 本作は、2014年に公開され、全世界興収約530億円の大ヒットを記録したハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』の5年後を舞台とした続編。モスラ、ラドン、キングギドラら続々と復活を遂げる神話時代のモンスターたちがゴジラと世界の覇権を懸けた戦いを繰り広げる中、それによって引き起こされる地球の破滅を阻止しようと死力を尽くす未確認生物特務機関・モナークの活躍を壮大なスケールで描く。

 1954年、日本で誕生した『ゴジラ』シリーズも今年65周年。この記念すべき年に、ギャレス・エドワーズ監督の『GODZILLA ゴジラ』のあとを受け継ぐことになったドハティ監督は、「プレッシャーを感じるよりも、とてもハッピーで、エキサイティングな気持ちの方が大きかった」とニッコリ。さらに、監督として自身に白羽の矢が立てられた理由については、これまでの映画実績はもとより、「ゴジラへの愛の深さが決め手だったのでは?」と推察する。

 「ゴジラほど巨大ではなかったけれど、『クランプス 魔物の儀式』(2015)などモンスターが登場する映画の監督経験もあり、『X-MEN2』(2003)や『スーパーマン リーターンズ』(2006)など超大作の脚本家として成功している点も評価されたと思う。ただ、一番の決め手は、やはりゴジラに対する愛情の深さ、造詣の深さだと思うんだ。僕がゴジラマニアだということは、ハリウッドではかなり知れ渡っていたけれど、“まさかここまで好きだとは!”と、みんな驚いていたからね(笑)」。


マイケル・ドハティ監督

 エドワーズ監督版の続編という位置付けとなる本作。前作から受け継いだこと、そして、新たにチャレンジしたことも、ゴジラマニアならでは発想が随所に。「ギャレス版は、とてもリアルなアプローチでゴジラを描いていた。それこそ、この部屋の窓を覗いたらゴジラが出現するんじゃないか、と思うくらいにね。純粋なSF映画に徹していた素晴らしい作品だったが、そこに私は『神話性』を取り入れたいと思ったんだ。昔の東宝のゴジラ映画に強く惹(ひ)かれたのも、SF映画ではあったけれど、モンスターを『神』として崇拝する島の話が出てきたり、そういう要素がとても気に入っていたからね」。

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